1.  本18日午後5時15分頃から約25分間,茂木敏充外務大臣は,ドミニク・ラーブ英国外務・英連邦大臣兼首席大臣(Rt Hon Dominic Raab MP,Secretary of State for Foreign and Commonwealth Affairs and First Secretary of State of the United Kingdom)と日英外相電話会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。なお,今回の電話会談は,茂木大臣の外務大臣就任を受け,ラーブ大臣からお祝いを述べたいとして要請があり,行われたものです。

    1 冒頭
     ラーブ大臣から,茂木大臣の外務大臣就任に対し祝意が表明され,両外相は,日英関係の更なる強化に向け,緊密に連携していくことを確認しました。

    2 英国のEU離脱
     茂木大臣から,日系企業の欧州における経済活動が維持され,世界経済への悪影響が最小化されることを重視する,そのため,EUとの合意に基づく秩序だった離脱の実現を強く期待する旨述べました。これに対し,ラーブ大臣から,英政府としてもEUとの合意に基づく秩序だった離脱を志向している,また,日系企業の欧州における経済活動に悪影響が生じぬようしかるべく対応したい旨発言がありました。p>

    3 地域情勢

    (1)両外相は,地域情勢についても意見交換し,日英で引き続き緊密に連携していくことを確認しました。

    (2)北朝鮮情勢について,両外相は,北朝鮮の完全な非核化に向けて引き続き緊密に連携していくことで一致し,拉致問題の早期解決に向けてラーブ大臣の支持を得ました。