1.  7月4日午前10時40分から約35分間(現地時間),阿部俊子外務副大臣は,G7開発大臣会合等出席のため訪問中のフランス共和国において,ガブリエラ・ラモス経済協力開発機構(OECD)事務総長首席補佐官兼G20シェルパ(Ms. Gabriela Ramos, Chief of Staff and Sherpa to the G20 of the OECD)と会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

    1 冒頭,阿部副大臣から,G20大阪サミットに向けた,「質の高いインフラ投資」,デジタル経済,国際租税等の分野におけるOECDからのインプット等の協力に対する謝意を述べるとともに,引き続きOECDと協力・連携したい旨述べました。また,阿部副大臣から,OECDにおける邦人職員の増強やOECDの活動の広報についても更なる努力を改めて要請しました。

    2 これに対し,ラモス首席補佐官から,G20大阪サミットの成功に対する祝意が述べられるとともに,OECDとして数多くの分野で貢献できたことを光栄に思う旨,また本年8月のTICAD79月の国連総会に向けて引き続きOECDとして日本と協力していきたい,邦人職員増強や広報についても,要請を踏まえ引き続き日本と協力していきたい旨発言がありました。

    3 さらに,両者は,将来の東南アジア諸国のOECD加盟も視野に入れたOECDと東南アジア諸国との連携強化を含め,OECDの非加盟国へのアウトリーチ等についても意見交換を行いました。