2019年7月1日

経済産業省は、2019年度分の非化石証書について、環境価値の由来となった発電所を明らかにする取組を、2019年度第1回非化石証書オークションでも引き続き行います。この非化石証書を活用した電気を小売電気事業者が販売した場合、その電気は再生可能エネルギー由来として扱われ、需要家によるRE100の取組にも活用できます。

1.概要

固定価格買取制度(FIT)対象の再生可能エネルギー電源の電気に対して証書を発行し、環境価値を取引する非化石価値取引市場が2018年5月に創設されました。小売電気事業者は非化石証書を購入することで、エネルギー供給構造高度化法に定められる非化石電源比率の目標達成に利用できます。また、非化石証書を組み合わせた電気は実質再エネ電気として需要家に販売することができます。

2019年2月からは、非化石証書の環境価値の由来となった再生可能エネルギー電源を明らかにする実証実験が継続して実施されています。次回、2019年8月に開催される2019年度第1回非化石証書オークションにおいても、継続して行います。この非化石証書を組み合わせた電気を小売電気事業者が販売し、需要家が購入した場合、RE100※の取組にも活用できます。

経済産業省は、需要家による再生可能エネルギー調達を後押しするために、非化石証書の利便性向上に引き続き努めて参ります。

※RE100は、英国のClimate GroupとCDPが実施する、事業運営に使う電気を100%再生可能エネルギーで調達することを目標に掲げるイニシアチブです。

2.事業者参加手続きについて

前回の非化石証書オークション(2019年5月開催)時と、参加手続きに変更はございませんので、次回非化石証書オークション(2019年8月開催)に向けた事業者説明会は実施いたしません。次回非化石証書オークションでのトラッキング実証実験への参加を検討されている場合は、参考資料からスケジュール及び参加方法をご確認下さい。
前回の取組にご参加いただいた事業者の方は、一部の情報の入力を省略することが可能です。小売電気事業者や発電事業者の皆様のご参加をお待ちしております。

3.関連リンク

関連資料

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担当

資源エネルギー庁 電力・ガス事業部 電力基盤整備課 電力供給室
担当者: 関根、柿原、土屋
電話:03-3501-1749 (内線 4761)
03-3501-2503(直通)
03-3580-8591(FAX)