令和元年6月7日
農林水産省

本日、「農業新技術の現場実装推進プログラム」について、首相官邸で開催された「農林水産業・地域の活力創造本部」において農林水産大臣から報告され、了承されました。

1.背景と目的

ICTやロボット技術、AI等の先端技術は、意欲ある農業者が自らの経営戦略を実現し、競争力を向上するための強力なツールになることが期待されるとともに、熟練農業者の技術の伝承など、地域農業の次世代への継承にも資するものであり、生産現場への導入は待ったなしの課題です。
本プログラムは、農業者や企業、研究機関、行政などの関係者が、共通認識を持って連携しながら、開発から普及に至る取組を効果的に進め、農業現場への新技術の実装を加速化し、農業経営の改善を実現することを目的として策定しました。

2.内容のポイント

  本プログラムは以下の項目から構成されています。

(1)農業経営の将来像

新技術の導入によって実現することが期待される先進的な農業経営の姿を、営農類型※毎に具体的に示しています。
※8営農類型22事例〔(ア)水田作、(イ)畑作、(ウ)露地野菜、(エ)施設園芸、(オ)花き、(カ)茶、(キ)果樹、(ク)畜産〕


(2)各技術のロードマップ

ICTやAI等を用いた新技術について、技術毎※に、2025年までを目途に、開発等の現況や課題を整理し、普及に向けた今後の見通しを示しています。
※6分類37項目〔(ア)ドローン関連技術、(イ)ロボット関連技術、(ウ)環境計測・制御関連技術、(エ)家畜個体管理、(オ)生産・経営管理、技術継承システム、(カ)その他〕

(3)技術実装の推進方策

新技術を農業現場に実装するために推進すべき施策や取組を5つの方策※に整理して示しています。
※(ア)農業新技術を知る、(イ)農業新技術を試す、(ウ)農業新技術を導入する、(エ)農業新技術の実践環境を整備する、(オ)農業新技術を発展させる

(参考)
農林水産業・地域の活力創造本部(首相官邸ホームページ)

 

   <添付資料>

農業新技術の現場実装推進プログラム(概要版)(PDF : 1,617KB)
農業新技術の現場実装推進プログラム(本体)(PDF : 4,919KB)
(分割版はこちら  その1(PDF : 1,916KB)その2(PDF : 2,082KB)その3(PDF : 1,611KB)

お問合せ先

(プログラム全体、農業経営の将来像について)
大臣官房政策課技術政策室
担当者:松本、今西、佐伯
代表:03-3502-8111(内線3094)
ダイヤルイン:03-3502-5524
FAX番号:03-6744-0204

 (各技術のロードマップについて)
大臣官房政策課
担当者:石田、太田、田島、表谷(ひょうたに)
代表:03-3502-8111(内線3081)
ダイヤルイン:03-6744-0494
FAX番号:03-3508-4080

 (技術実装の推進方策について)
生産局技術普及課
担当者:今野、大塚
代表:03-3502-8111(内線4766)
ダイヤルイン:03-6744-2107
FAX番号:03-3597-0142

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