2019年4月16日

資源エネルギー庁は、「平成29~31年度国内石油天然ガス基礎調査」の一環として、北海道日高地域沖合において石油・天然ガスの存在の確認を目的とした掘削調査を4月から開始しました。

1.事業概要

事 業 名:基礎試錐「日高トラフ」
試掘場所:北海道日高地域の沖合約50kmの海底下に位置する地下構造
試掘時期:平成31年4月13日~7月下旬(予定)
委 託 先:石油資源開発株式会社(事業実施者)
      独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(事業管理者)

※掘削場所の地図、掘削の方法については別添も御参照ください。

本調査は、「海洋基本計画」及び「海洋エネルギー・鉱物資源開発計画」に基づき、三次元物理探査船「資源」による探査の結果を踏まえて発見された有望な構造において、石油・天然ガスの存在を確認するために行われるもので、この構造において掘削調査を実施するのは初めてとなります。

本調査の結果、商業規模の石油・天然ガスの生産が実現されれば、最も供給が安定した国内資源として我が国のエネルギーセキュリティー向上に貢献することが期待されます。

2.今後の予定

平成31年度内に、得られたデータの詳細な解析・評価作業を実施し、掘削地点周辺における石油・天然ガスの存在状況の確認を行います。その後、今回の掘削調査の結果を基に、事業実施者が、地質層序の解析、石油・ガスシステムの評価を経て、埋蔵量を評価し、商業生産の可能性について検討を行う予定です。

関連資料

担当

資源エネルギー庁 資源・燃料部 石油・天然ガス課長 佐々木
 担当者: 利光、毛利、富永
電話:03-3501-1511(内線 4641~4646)
03-3501-1817(直通)
03-3580-8563(FAX)