1. 1 3月19日及び20日,第15回アジア不拡散協議(The 15th Asia Senior-Level Talks on Non-Proliferation:ASTOP)が東京の三田共用会議所において開催され,主催国である我が国のほか,ASEAN10か国,中国,インド,韓国,オーストラリア,カナダ,フランス,ニュージーランド及び米国から局長級の不拡散政策担当者等が参加しました。

    2 冒頭,辻清人外務大臣政務官が挨拶し,拡散懸念のある国や非国家主体に対する及びそれらからの大量破壊兵器や運搬手段の拡散は,国際社会全体にとって重大な脅威であり,各国が協力して不拡散のための取組を進める必要があると述べました。

    3 今回の協議においては,主に以下の点について,活発な意見交換が行われました。

    (1)輸出管理の強化に関する各国の具体的な取組や課題及び能力構築における協力のあり方

    (2)拡散に対する安全保障構想(PSI)及びIAEA保障措置と追加議定書に関する各国の取組

    (3)ASTOPの発足からこれまでの各国の取組と成果