1.  本29日午後5時10分から約25分間,山田賢司外務大臣政務官は,訪日中のモハマヌ・マイガ・マリ共和国外務・国際協力事務次官(H. E. Mr. Mahamane MAIGA, Secretary General of Ministry of Foreign Affairs and International Cooperation of the Republic of Mali)の表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。

    1 山田政務官から,マイガ次官の初めての訪日を歓迎するとともに,この訪日を機に,二国間関係を更に深めたい旨述べ,ケイタ大統領のTICAD7への出席を要請しました。また,今月20日に発生した国連マリ多面的統合安定化ミッション(MINUSMA)に対する攻撃に関する外務報道官談話につき言及し,統治機構の再建及び治安状況の改善に向け,今後もマリ政府の取組を支援していく旨述べました。

    2 これに対し,マイガ次官から,2012年以降マリが困難な状況にある中,日本の継続した支援に対し謝意を表明するとともに,教育,保健,インフラ,人材育成,テロ対策等の様々な分野でマリ国民に裨益している,また,日本が主導してきたTICADをアフリカ全体が評価しており,TICAD7にも期待する旨述べました。

    3 また,双方は,経済協力を含む二国間関係,及び国連安保理改革拉致問題を含む北朝鮮情勢等の国際場裡における諸課題についても意見交換を行いました。