1.  本29日午前9時30分頃から約30分間,鈴木憲和外務大臣政務官は,ケリー・クレメンツ国連難民副高等弁務官(Ms.Kelly Clements, Deputy High Commissioner for Refugees(UNHCR))による表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。

    1 鈴木政務官から,クレメンツ副高等弁務官の今次訪日を歓迎するとともに,厳しい状況におかれた難民・避難民を支援するUNHCRの活動を高く評価する旨述べました。

    2 これに対し,クレメンツ副高等弁務官から,日本のUNHCRへの政治的・財政的支援につき感謝を述べるとともに,長期化及び複雑化する難民問題に対処するため,日本からの更なる支援に期待する旨述べました。

    3 この他,両者は本年8月に開催されるTICAD7(第7回アフリカ開発会議)に向けた協力,日本のNGO・民間セクターとの連携等について,意見交換を行いました。

    [参考1]国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)(PDF)別ウィンドウで開く
     難民に対する保護,難民問題の恒久的解決を目的として人道支援を行っている国連機関。
     難民や国内避難民等に対して,国際的保護の付与,生活支援,自発的帰還・現地定住・第三国定住の促進,難民及び無国籍者保護のための条約の締結の促進等の活動を行っている。

    [参考2]クレメンツ国連難民副高等弁務官
     1997年から1998年まで国務次官の特別補佐官。2010年より米国の国務次官補,2014年には駐レバノン米国次席大使。2015年より現職。今回は国連難民高等弁務官として3度目の訪日。