2019年1月25日

経済産業省は、平成31年2月4日に、神奈川県と連携し、JXTGエネルギー株式会社根岸製油所において、原油タンクの周囲にドローンを飛行させ、搭載したカメラでタンクの状況を確認する実証試験を行います。

1.背景

現在、橋梁、ダム等のインフラ点検において、ドローンの活用が具体化しています。石油コンビナート等のプラント保安分野においても、ドローンの活用により、高所点検の容易化、点検頻度の向上による事故の未然防止、災害時の迅速な現場確認等が可能となり、プラントの保安力の向上に繋がると期待されています。

一方で、点検精度と安全性を両立する観点からは、防爆エリア周辺におけるドローン活用にあたっての課題を整理する必要があります。

このため、経済産業省では、消防庁や厚生労働省とも連携しながら、こうした課題を整理し、今年度中に安全利用のためのガイドラインを策定する予定です。

2.実証試験

当ガイドライン策定にあたり、技術的課題や運用時の留意点等を明らかにするため、2月4日、JXTGエネルギー株式会社根岸製油所において、原油タンクの周囲にドローンを飛行させる実証試験を実施します。ドローンに搭載したカメラにより、タンクの上部や周辺を確認し、プラント内でドローンを安全に活用するにあたっての課題を整理します。


  • タンク上部のイメージ画像

(写真出典:JXTGエネルギー株式会社撮影)

 3.関連資料

担当

産業保安グループ 高圧ガス保安室長 伊藤 浩
担当者:小林、近藤、服部
電話:03-3501-1511(内線 4951~4954)
03-3501-1706(直通)