報道発表資料
平成27年9月25日
 法務省は,本年10月1日,入国管理局に「出入国管理インテリジェンス・センター」を開設し,出入国管理に係る情報収集・分析の中核組織とすることにより,インテリジェンス機能を強化します。
 出入国管理インテリジェンス・センターにおいては,水際対策や不法滞在・偽装滞在対策を強化し,観光立国の推進を実現するため,情報を活用した施策を策定,実施することとしています。

1 体制

 入国管理局出入国管理情報企画官を長とし,東京入国管理局庁舎(所在地:東京都港区港南5-5-30)内
に設置される。
 出入国管理インテリジェンス・センターには,情報収集,分析,鑑識等の専門知識を有する職員を配置するこ
ととしている。

2 主な業務内容

(1) 情報収集
   テロリスト,不法滞在者・偽装滞在者等出入国管理上リスクの高い者(以下「ハイリスク者」という。)等に係
  る国内外関係機関からの情報収集を実施するとともに,国内外関係機関との情報共有の枠組みを構築し,
   情報収集を推進する。
(2) 情報分析
   保有情報を総合的に分析することにより,ハイリスク者等の特定又は類型化を実施し,地方入国管理官署
   に情報提供する。
(3) 鑑識
   偽変造旅券等文書,指紋及び顔画像に係る鑑識の実施に関する企画立案を行う。

3 2020年に向けたインテリジェンス・センターの役割

 東京オリンピック・パラリンピック競技大会が開催される2020年に向け,入国管理局では,水際対策の強化,
観光立国の推進等を課題としているところ,それぞれの課題において,出入国管理インテリジェンス・センターに
おいても,情報収集,分析の面から貢献し,その役割を果たすことにより,「2000万人以上の訪日外国人旅行
者を歓迎する安全・安心な社会」を実現し,外国人と共生できる社会の実現に寄与することを目指す(詳細につ
いては,別紙参照)。

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