平成30年11月9日
農林水産省


農林水産大臣、文部科学大臣及び国土交通大臣(「地域における歴史的風致の維持及び向上に関する法律(通称:歴史まちづくり法)」における主務大臣)は、平成30年11月13日に同法第5条に基づき、静岡県下田市及び岩手県盛岡市の歴史的風致維持向上計画について、認定を行います。当日は、田中国土交通大臣政務官が、主務大臣連名の認定証を各市長に対して直接交付いたします。

概要

「地域における歴史的風致の維持及び向上に関する法律(通称:歴史まちづくり法)」は、地域の歴史的な風情、情緒を活かしたまちづくりを支援すべく平成20年11月に施行されました。
この法律は、我が国固有の歴史的建造物や伝統的な人々の活動からなる歴史的風致について、市町村が作成した歴史的風致維持向上計画を国が認定することで、法律上の特例や各種事業により市町村の歴史まちづくりを支援するものであり、これまで金沢市、高山市等68市町の計画を認定しています。
この度、静岡県下田市及び岩手県盛岡市の歴史的風致維持向上計画を11月13日に認定し、認定都市数は70市町となります。
なお、認定された計画の詳細は、国土交通省ホームページで御覧になれます。
http://www.mlit.go.jp/toshi/rekimachi/toshi_history_tk_000010.html(外部リンク)

計画の概要

静岡県下田市

国指定史跡「了仙寺」や「玉泉寺」及びその周辺地域と、開国の舞台となった湊町における下田八幡神社例大祭、日米親善と交流を広げる黒船祭等からなる歴史的風致の維持向上を図るため、伊豆石やなまこ壁造りの歴史的建造物の保存修理や、了仙寺周辺の無電柱化や道路の美装化による修復整備、祭りで使用する道具の整備・補修に関する支援等の事業等が位置づけられています。

岩手県盛岡市

国指定史跡「盛岡城跡」や国指定重要文化財「岩手銀行旧本店本館」、「旧第九十銀行本店本館」及びその周辺地域と、盛岡さんさ踊りや盛岡八幡宮の山車行事等からなる歴史的風致の維持向上を図るため、盛岡城跡等の歴史的建造物の保存修理や公開活用に係る事業や、山車の巡行沿いの無電柱化や修景整備事業、盛岡さんさ踊り等の祭礼等で用いる用具の更新に関する事業等が位置づけられています。

報道機関の皆様へ

田中国土交通大臣政務官が各市長に対して、以下の日程で認定証を直接交付いたします。
日時:平成30年11月13日(火曜日)11時00分~
会場:国土交通省(中央合同庁舎3号館)4階 田中国土交通大臣政務官室
所在地:東京都千代田区霞が関 2-1-3
国土交通省への入館に当たっては身分証明書を提示し、「歴史的風致維持向上計画」認定の取材である旨を告げてください。
カメラ撮影は、冒頭から認定証の交付まで可能です。御希望の方は、当日10時45分までに国土交通省4階エレベーターホールにお集まりください。認定式終了後に各市長へのぶら下がり取材が可能です。
国会等の都合により予定が変更される場合がありますので、あらかじめ御了承願います。

お問合せ先

農村振興局農村政策部農村計画課

担当者:土地利用計画班 久保、清藤
代表:03-3502-8111(内線5534)
ダイヤルイン:03-3502-6004
FAX番号:03-3506-1934