平成30年11月2日(金曜日)
8時38分~8時43分
於:衆議院本会議場中庭側廊下

冒頭発言

おはようございます。私の方からは特にございません。

質疑応答

TPP11

Q:TPP11の年内の発効が確定したんですけれども、その受け止めと、中小企業の進出、これをどのように促進していくか、まずこれをお伺いします。

A:TPP11の年内発効が確定したことを、まず心から歓迎をしたいと思います。
このことによって、自由で公正な21世紀型の新たなルールが確立をされ、世界に広がっていくという強いメッセージを発信できるようになると考えています。
これを中小企業にとって大きなチャンスにしていかなければいけません。新輸出大国コンソーシアムを通じて、中小企業を中心に、企業にきめ細やかな支援を行うとともに、全国各地での説明会等によって丁寧な情報提供を行い、引き続き中堅・中小企業の海外展開支援に積極的に、これを機会にさらに加速して取り組んでいきたいというふうに思っています。

外国人材受け入れ

Q:続きまして、出入国管理法改正案が今日閣議決定されたと思うんですけれども、これについて経産省の対応についてお伺いしたいと思います。

A:新たな外国人材の受け入れ制度は、深刻な人手不足に対応するため、IT利活用による生産性向上ですとか、国内人材確保のための努力を行っても、なお外国人の受け入れが必要な業種に限って行うということになっているわけであります。
経産省所管の業種の関係では、業界の要望を広くヒアリングしたところ、素形材産業、そして産業機械製造業、また電気・電子情報関連産業において外国人の受け入れの要望がなされているところであります。
今後、法務省など関係省庁とともに、外国人材受け入れに向けた具体的な検討を進めていきたいと思います。

消費増税対策

Q:消費税増税に伴うキャッシュレスのポイント還元策に関連してなんですけれども、クレジットカード各社、手数料の引き下げを求めたりとか、コンビニ各社に直営店の還元分の負担を求めるといった動きがあるようなんですけれども、こういったことが消費増税に伴い民間に負担を押しつけているんじゃないかという、ちょっと不満や戸惑いの声が聞かれるんですが、ちょっと大臣の御意見をお聞かせいただけますでしょうか。

A:このポイント還元策については、今、予算編成の過程の中で関係省庁と議論をして検討を行っているところであります。まだ最終的にどういう形になっているかは固まっていないわけでありますが、これはあくまでも、やはり中小・小規模事業者をしっかりと支援をしていくということであります。そして、やはりワンショットの対策だけではなくて、キャッシュレス化という、この日本全体の生産性を高めていくような、ある種レガシーが残るような政策にもしていかなければいけないと考えております。
いずれにしても、特に中小・小規模事業者の負担にならないように、多様なスタイルを提案していくということと、手数料を始めとする負担がなるべく少なくて済むようにしていくことが重要だというふうに思っています。

Q:関連業界に理解を求めるためにどういうことをしていこうと思っていますか。

A:それはもう当然、理解を求めるためにはコミュニケーションをとるということに尽きると思っています。お願いをしていくということになろうかと思います。

イラン経済制裁

Q:対イラン経済制裁が間もなく始まりますけれども、それに関して受け止めと、日米交渉の方は今後どうなるのか教えてください。

A:まず、これまで日本政府からアメリカ側に対してエネルギーの安定供給や日本企業の活動に悪影響が及ぶことがないように繰り返し申し入れを行ってきております。現在もその状況が続いているということに尽きると思います。
交渉中の話でありますので、これ以上の詳細については、お答えは控えたいというふうに思います。

Q:受け止めはどうですか。

A:いや、これはしっかりやっていくということに尽きると思います。

外国人材受け入れ

Q:大臣、外国人材なんですけれども、コンビニ業界、どうするかというのが国会もいろいろ検討しているかと思うんですが、基本的にはこれまでの御発言とかですと、やや慎重かなという感じですが、改めてどうされるか。

A:確かにコンビニ業界は、いろいろ取組はやっておられますけれども、引き続き人材不足が課題になっているのは事実だというふうに思っています。
ただ一方で、例えばICタグを使って、もっと少ない人数で、あるいは自動でレジをやるとか、そういった工夫の余地も一方であるのではないかというふうに思っています。
引き続き業界とよく話をしていきたいと思います。

イラン経済制裁

Q:先ほどの話、イランの関連なんですけれども、報道によると、インドと韓国がイラン産の原油の輸入の継続をする見通しになったということですけれども、その日米交渉の方というのは先ほどおっしゃれないということですけれども、少し進展は、その後というのは何かあるんでしょうか。

A:交渉中ですので、お答えは控えたいと思います。

以上

最終更新日:2018年11月2日