経産省・新着情報
2024年9月27日(金曜日)
10時42分~10時46分
於:本館10階記者会見室
冒頭発言
特になし。
質疑応答
使用済核燃料の中間貯蔵施設への搬入
Q:質問1点お願いいたします。
昨日26日、青森県むつ市の中間貯蔵施設に東京電力・柏崎刈羽原発から使用済核燃料が初めて搬入されました。まもなく施設が稼働を始めることについて御所感をお聞かせください。
また、青森県の知事が求めている使用済核燃料搬出先の明確化につきまして、経済産業省は次期エネルギー基本計画で具体化する方向ですが、現在の検討状況を教えてください。
A:青森県むつ市に立地する中間貯蔵施設について、昨日、東京電力・柏崎刈羽原子力発電所の使用済燃料を封入した容器1基、これが搬入をされまして、今後、最終の使用前事業者検査が行われる予定、そういう報告を受けています。
核燃料サイクルの確立には、その輪を構成する全ての関係施設につきまして、着実な稼働を進めていくということが必要でありまして、その一つを担う「むつ中間貯蔵施設」の事業開始は極めて重要な政策課題であります。事業者におきましては、引き続き、安全最優先で事業開始に向けた取組を進めていただきたいと考えています。
また、中間貯蔵された使用済燃料の搬出先につきましては、7月にも私から宮下知事に申し上げておりますが、現在審議会で議論しております次期エネルギー基本計画の中で具体化を図るべく、現在検討しているということであります。
ラピダスへの支援
Q:半導体のラピダス関連でお伺いします。
昨日、一部報道でラピダスに3メガバンクと日本政策投資銀行が計250億円を出資する方針だと伝えられましたが、経済産業省としてこの動きを把握されているか、また、これが事実であればラピダスにとって資金調達が進んで、量産開始の環境整備につながる好材料となると思いますけれども、ラピダスを支援する経済産業省として受け止めをお願いいたします。
A:まず、報道につきましては承知していますが、当事者である各銀行から正式に発表されているわけでもありませんので、政府として本件についてコメントをするというのは適切ではないと思っており、御容赦いただきたいなと思いますが、ラピダスが2027年の量産開始に向け、民間企業との間で資金調達に関する調整、これを本格化させているという現状につきましては、非常に重要であると思っています。
民間のこうした動きとも協調しながら、政府といたしましても、出融資などを含めて必要な支援を行うための法案、これを早期に国会に提出したいと、これは前々から申し上げているとおりであります。
日韓大陸棚共同委員会
Q:本日開催される日韓大陸棚共同委員会の第6回会合についてお伺いします。
日韓大陸棚南部協定は満了が4年後に迫っておりまして、来年6月から終了通知が可能となります。韓国側は対象地域における資源開発の可能性があるとして協力の延長を主張していますが、改めて対象地域への認識をお伺いできますでしょうか。併せまして、会合でどのような議論がなされることを期待されるかもお伺いできればと思います。
A:まず、「日韓大陸棚共同委員会」は、日韓大陸棚南部共同開発協定に基づく事務方による委員会であります。
御指摘の共同開発区域につきましては、本協定の発効後、物理探査や試掘が行われたものの、商業化可能量の石油・天然ガスを発見するには至っておらず、現時点におきまして、開発行為は行われていないと認識しています。
本日の委員会は、本協定について、日韓双方の間で現状を確認することが適切であるという認識の下に、今般の開催に至ったというものであります。
なお、相手国との関係もありますので、議論の内容についてコメントをするのは控えたいなと思っております。
以上
最終更新日:2024年9月27日