環境省・新着情報
2024年09月24日
(仮称)DREAM Wind 和歌山有田川・日高川風力発電事業に係る環境影響評価準備書に対する環境大臣意見の提出について
環境省は、「(仮称)DREAM Wind 和歌山有田川・日高川風力発電事業環境影響評価準備書」(大和エネルギー株式会社)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。
環境大臣意見では、
(1)確認されているクマタカのペアごとに行動圏の内部構造の解析を実施し、その結果を踏まえ、改めて評価を行うとともに、適切に環境保全措置を検討すること
(2)工事計画の見直しを行い、工事工程ごとの改変面積を最小限に抑えること等により、自然度の高い植生及び生態系への影響を回避又は極力低減すること
等を求めている。
■ 背景
環境影響評価法及び電気事業法は、令和3年10月31日から施行された環境影響評価法施行令の一部を改正する政令の経過措置(附則第2条)に基づき、施行日前に環境影響評価法第3条の4第1項の規定による公表が行われた出力10,000kW以上の風力発電所の設置又は変更の工事を第一種事業とし、経済産業大臣は、事業者から提出された環境影響評価準備書※1の審査に当たって、環境大臣の意見を聴かなければならないこととされている。
本件は、「(仮称)DREAM Wind 和歌山有田川・日高川風力発電事業環境影響評価準備書」について、この手続に沿って経済産業大臣に対して意見を提出するものである。
今後、事業者は、環境大臣の意見及び関係地方公共団体の長の意見を受けた経済産業大臣勧告等を踏まえ、法に基づく環境影響評価書の作成等の手続が求められる。
本件は、「(仮称)DREAM Wind 和歌山有田川・日高川風力発電事業環境影響評価準備書」について、この手続に沿って経済産業大臣に対して意見を提出するものである。
今後、事業者は、環境大臣の意見及び関係地方公共団体の長の意見を受けた経済産業大臣勧告等を踏まえ、法に基づく環境影響評価書の作成等の手続が求められる。
※1 環境影響評価準備書:環境影響評価の結果について環境の保全の見地からの意見を聴くための準備として、調査、予測、評価及び環境保全措置の検討を実施した結果等を示し、環境の保全に関する事業者自らの考え方を取りまとめた文書。
■ 事業の概要
和歌山県有田川町、日高川町において、最大で出力35,070kWの風力発電所を設置する事業。
・ 事業者 大和エネルギー株式会社
・ 事業位置 和歌山県有田川町、日高川町(対象事業実施区域面積 約528ha)
・ 出力 最大35,070kW(単機出力約3,200~4,300kW×最大11基)
・ 事業者 大和エネルギー株式会社
・ 事業位置 和歌山県有田川町、日高川町(対象事業実施区域面積 約528ha)
・ 出力 最大35,070kW(単機出力約3,200~4,300kW×最大11基)
(参考)環境影響評価に係る手続
【配慮書の手続】
・ 公表 令和2年7月7日~同年8月11日(住民意見51件※2)
・ 和歌山県知事意見提出 令和2年9月3日
・ 環境大臣意見提出 令和2年9月14日
・ 経済産業大臣意見提出 令和2年10月1日
・ 公表 令和2年7月7日~同年8月11日(住民意見51件※2)
・ 和歌山県知事意見提出 令和2年9月3日
・ 環境大臣意見提出 令和2年9月14日
・ 経済産業大臣意見提出 令和2年10月1日
【方法書の手続】
・ 縦覧 令和3年1月29日~同年3年3月1日(住民意見453件※2)
・ 和歌山県知事意見提出 令和3年7月12日
・ 経済産業大臣勧告 令和3年8月2日
【準備書の手続】
・ 縦覧 令和6年3月1日~同年6年4月1日(住民意見154件※2)
・ 和歌山県知事意見提出 令和6年9月10日
・ 環境大臣意見提出 令和6年9月24日
※2 環境の保全の見地からの意見の件数
連絡先
環境省大臣官房環境影響評価課環境影響審査室
- 代表
- 03-3581-3351
- 直通
- 03-5521-8237
- 室長
- 加藤 聖
- 室長補佐
- 鈴木 祐介
- 審査官
- 奈良尾 紀美子
- 審査官
- 原田 駿