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プレスリリース
民間セクター・小規模生産者連携強化(ELPS)イニシアティブ第一号案件の立上げ
農林水産省
この度、農林水産省は、国際農業開発基金(IFAD)、UCC上島珈琲株式会社(UCC)、丸紅株式会社(丸紅)と連携し、「民間セクター・小規模生産者連携強化(ELPS(エルプス))」イニシアティブ第一号案件として、タンザニアにおける「持続可能なコーヒー生産プロジェクト」を発足しました。
その一環として、本日9月20日、IFADとの共催で「持続可能なコーヒー生産プロジェクト」発表会“2050年もおいしいコーヒーが飲める世界を目指して”を開催しました。
1.経緯
近年、食品のサプライチェーンを通じた環境や人権への配慮の関心が高まる一方、輸入農産物については、特に途上国の生産段階での実態把握等が難しい点が課題として挙げられています。
この解決策の一つとして、農林水産省は、国内生産で需要を満たせない品目の輸入の安定化を目指し、我が国民間企業と現地生産者のニーズを仲介する「民間セクター・小規模生産者連携強化(ELPS)」イニシアティブを、2023年4月のG7宮崎農業大臣会合を機に、国際農業開発基金(IFAD)との連携により設立しました。
2.第一号案件の発足(「持続可能なコーヒー生産プロジェクト」)
この度、農林水産省は、IFAD、UCC上島珈琲株式会社(UCC)、丸紅株式会社(丸紅)の参画を得て、 ELPSイニシアティブの第一号案件として、タンザニアにおける「持続可能なコーヒー生産プロジェクト(以下、“本プロジェクト”)」を立ち上げました。
本プロジェクトは、タンザニア南西部9つの農民組織を対象に、環境持続可能性への配慮とコーヒーの生産性や品質改善等に係る支援を通じて、小規模なコーヒー生産者の生計向上を目指しています。また、本プロジェクトにより、民間企業によるタンザニアからのコーヒー原料の安定供給にも資するため、民間セクターと小規模生産者の双方への裨益が見込まれます。
3.本プロジェクト発表会
9月20日(金曜日)、農林水産省は、本プロジェクトを広く周知し、ELPSを活用した民間企業の取組をさらに後押しするための発表会をIFADとの共催で開催しました。発表会では、高橋光男農林水産大臣政務官、ジェラルディン・ムケシマナIFAD副総裁、バラカ・ハラン・ルヴァンダ・タンザニア連合共和国駐日全権大使、今西靖治外務省国際協力局参事官から挨拶がありました。
その後、米田立子輸出・国際局国際戦略グループ長からELPSイニシアティブについて、リック・ヴァン・デル・カンプIFADマーケット&バリューチェーンスペシャリストから本プロジェクトの詳細について説明が行われた他、窪田修国際食料情報特別分析官、IFAD、朝田文彦UCC代表取締役社長、大矢秀史丸紅執行役員食料第一本部長を招いて、世界の農業の持続可能性向上に民間セクターが果たす役割や、民間資金を活用した取組の推進について、パネルディスカッションが行われました。
<高橋光男農林水産大臣政務官>
<集合写真>
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