財務省・新着情報
財政制度等審議会財政投融資分科会
議事要旨
1.日時
令和6年7月29日(月) 14:00~16:09
2.場所
財務省第3特別会議室(本庁舎4階)/ オンライン
3.出席者(敬称略)
[委員]
翁百合、土居丈朗、野村浩子、丸田健太郎、家森信善、渡辺努
[臨時委員]
有吉尚哉、岡田章裕、冨田俊基、山内利夫
[財務省]
赤澤財務副大臣、窪田理財局長ほか
4.議題
○官民ファンドのフォローアップ
○「財政投融資の在り方に関する議論の整理」のとりまとめ
○大学ファンドの状況報告
○令和5年度財政融資資金運用報告書
令和6年度政策コスト分析
5.議事経過
(1)議題について、事務局より説明が行われた。
「財政投融資の在り方に関する議論の整理」は、原案どおり了承された。
(2)委員からの主な意見は以下のとおり。
○官民ファンドのフォローアップ
- 海外交通・都市開発事業支援機構(JOIN)について、2023年度決算で多額の損失を計上することとなったが、損失計上のタイミングは適切だったのか。
- 有識者委員会での検証の結果が出るまでの間においても、既存案件への出融資はあり得るとのことだが、今後、JOINの在り方が抜本的に検証される状況も踏まえながら、追加の出融資についてご判断いただきたい。
- 有識者委員会では、当時の議事録、意思決定プロセス等も踏まえながら、ガバナンスやリスク管理、投資案件モニタリングのオペレーションの適切性、国土交通省とJOINの関係性等について検証いただきたい。
○大学ファンドの状況報告
- 大学ファンドの運用益について、特に初期の段階ではバッファを確保した上で、大学の助成に活用していくことが重要である。
- 2023年度の収益率10%について、3%+物価上昇率という運用目標を大きく上回っていることは評価できる一方で、過大にリスクを取っているのではないかという見方もできる。
○令和5年度財政融資資金運用報告書
令和6年度政策コスト分析
- コロナ後を見据えた、適正な事業規模による財投計画編成をお願いしたい。
- 政策コスト分析の資料を刷新し、わかりやすく整理し直したことについて評価する。
- 規律ある運営を求めるきっかけとして、政策コスト分析の結果を役立てていただきたい。
(注)本議事要旨は、今後字句等の修正があり得ることを念のため申し添えます。
問い合わせ先
財務省理財局財政投融資総括課調査係
電話 代表03(3581)4111 内線2578