総務省・新着情報
会見発言記事
松本総務大臣繰上げ閣議後記者会見の概要
令和6年8月15日
冒頭発言
今日私からはございません。
質疑応答
岸田総理の自民党総裁選不出馬
問:
岸田総理大臣が、昨日、自民党総裁選挙に立候補しない意向を表明しました。これについての受け止めと、それから来月の総裁選挙ではどのような新総裁が選ばれるのが望ましいか、お考えをお願いします。
答:
私もご発表には驚くと同時に、総理のもとで仕事をさせていただいてきた者としては大変残念に思いました。
総理ご在任は1,000日を超えておられますが、500日以上、お仕えする立場をいただいていたと思っておりますが、国民のため国のため日本を前へ進めるべく、ひたむきに仕事に邁進してこられたと認識しておりまして、外交日程の区切りをもってのご発表にもその姿勢を感じるところであります。
外交では、アメリカなどG7や韓国など連携する国々との関係も改善・強化されましたし、インドや南米をはじめ、グローバルサウスの国々との関係も大きく前進したのではないかと感じております。
そして、国民生活のもととなる経済を新しい資本主義によって大きく前進させて、経済の好循環への道を開いたと思っております。また、積年の課題である少子化対策にも正面から取り組まれました。
私が携わったものでも、例えば、広島AIプロセスも大変大きな成果だと思います。今や生活でも経済活動でも最強のツールとも言えるAIについては、世界のルールをどのようにどこが主導していくかという中で、日本が外交力を生かして、G7の合意から50カ国以上の賛同を得られたフレンズグループの組成まで主導してこられました。
国際社会の信頼を得ておられる岸田首相だから、世界のためにルール形成ができたと思っておりますし、さらに申し上げればルールの形成については受け身であると大変大きな負担になることがあり得ます。
報道を拝見すると、スポーツの世界でも今回のオリンピックでルール形成、変更で様々な課題があったような伝えられ方もしている中で、ルール形成を我が国が主導することは日本のためにもなることではないかと思っております。
閣僚としては、令和6年能登半島地震の復旧・復興、南海トラフへの備え、台風対応など現下の災害対応などの課題にまずしっかり取り組まなければなりませんし、また我が国の未来を拓くべく、来年度の予算編成など、明日に向けての職務にも全力で当たっていきたいと思っております。
総理からも本日、閣議閣僚懇終了後、しっかりと職務に、緊張感を持って精励するようにというお声がけをいただきましたが、しっかりと私も岸田総理を支える者として務めを果たしてまいりたいと思っております。岸田政権の様々な大きな成果が評価されることを望むとことでございます。
ただ、残念ながら、自民党議員が政治資金規正法を守らずに信頼を失ったことは、やはり重く受け止めなければならないことでありまして、自民党が信頼を回復して国政を担うことが国民のため国のためであって、そのために自民党が変わって国民の皆様にご理解いただけなければならないと考えられて、トップリーダーとして、問題への対処として、制度改正を実行するとともに責任を取るものと私を捨ててのご決断だと受け止めております。
総理は自民党が変わることを示す最も分かりやすい最初の一歩として身を引かれたのですから、次の一歩となる新総裁の選出では総理がおっしゃるように、ドリームチームを作って、自民党の政権担当能力、政策構想力、実現力等、自民党が変わることが国民の皆様に伝わるようにすることが求められると思っております。
問:
終わりたいと思います。ありがとうございます。
答:
はい。ありがとうございます。
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