環境省・新着情報
第10回日中韓生物多様性政策対話の結果について
2. 2日目の同年7月23日には、第4回政策対話において設置が合意された「日中韓外来種専門家会合」が開催されるとともに、エクスカーション(「自然共生サイト」の認定サイト及び港湾でのヒアリ定着防止対策の現地視察)が行われました。
日中韓生物多様性政策対話の結果
7年ぶりに日本にて開催された今次政策対話では、本年10月に開催予定の「第16回生物多様性条約締約国会議(COP16)」に向け、主要議題に係る日中韓それぞれの考え方について、相互理解の醸成を図りました。特に、第15回生物多様性条約締約国会議(COP15)の決定において、締約国に対しCOP16までに改定をすることが求められている生物多様性国家戦略については、各国ともに改定プロセスを完了しており、今後の実施に向けた手段について意見交換が行われました。政策対話の重要性が改めて認識されるとともに、今後更に三ヶ国の連携を強化していくことで意見が一致しました。
「30by30目標」達成に向けた日本の取組については、政策対話やエクスカーションを通じて、進展と課題を両国に紹介しました。中でも、新たな制度である「自然共生サイト」については、認定サイトであるENEOS株式会社根岸製油所の視察を行うなど、民間企業も含めた取組をアピールしました。
日中韓外来種専門家会合の結果
会議の概要
[日本語]第10回日中韓生物多様性政策対話
[英語]The 10th Tripartite Policy Dialogue on Biodiversity Conservation
● 日程・場所
2024年7月22日~同年7月23日
於:神奈川県横浜市(視察の一部は東京都内で実施)
● 主催:環境省
共催:横浜市みどり環境局
● 参加者
日本(環境省自然環境局)、
中華人民共和国(中国)(生態環境部等)、
大韓民国(韓国)(環境省自然保護局)を中心に計50名程度
● 主な議題
・ 生物多様性国家戦略の策定・改訂等の進捗
・ 資源動員
・ 気候変動と生物多様性 など
● エクスカーション(2024年7月23日)
中国及び韓国からの出席者に対して、日本における生物多様性保全に関わる取組を、紹介することを目的に、エクスカーションを行いました。
エクスカーションでは、自然共生サイトに2023年前期に認定された、ENEOS株式会社根岸製油所の視察を行い、ENEOS株式会社から、生物多様性に配慮をした取組を行っている背景や、当該サイトが周辺地域との自然の連続性を確保することにつながっていること、地域の環境学習として活用されていることなどが紹介されました。
また、「日中韓外来種専門家会合」の開催に合わせ、東京港で視察も実施し、ヒアリの定着を防ぐための最新技術について日本の専門家により実演・紹介が行われました。
【参考】
https://www.env.go.jp/earth/coop/temm/project/2013/index.html
・環境省webサイト:過去の日本での開催
「第4回日中韓生物多様性政策対話の開催について」(平成29年8月28日付け環境省報道発表)
https://www.env.go.jp/press/104450.html
「第10回日中韓生物多様性政策対話の開催について」(令和6年7月16日付け環境省報道発表)
https://www.env.go.jp/press/press_03441.html
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