外務省・新着情報

令和6年4月16日

 4月16日、午後6時10分から約25分間、上川陽子外務大臣は、イスラエル・カッツ外務大臣(H.E. Mr. Israel KATZ, Minister of Foreign Affairs of the State of Israel)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 上川大臣から、イランによるイスラエルに対する今回の攻撃は、現在の中東情勢を更に一層悪化させるものであり、我が国として深く懸念しており、このようなエスカレーションを強く非難している旨述べました。
  2. また、上川大臣から、日・イラン外相電話会談の結果も踏まえ、これ以上緊張が高まると制御不能な状況となりかねず、イスラエルやイスラエル国民はもちろんのこと、我が国を含めた国際社会全体の利益にならない旨強調しつつ、自制を強く求めました。更に、上川大臣から、在留邦人保護への協力を要請し、先方から、最大限協力する旨の発言がありました。
  3. ガザ情勢について、上川大臣から、ラファハの状況への懸念にも言及しつつ、人道支援活動が可能な環境が持続的に確保され、また人質の解放が実現するよう、即時の停戦を求めるとともに、それが持続可能な停戦につながることを強く期待しているとして、そのための行動を改めて求めました。
  4. 両外相は、日・イスラエル間で、引き続き意思疎通を継続していくことで一致しました。

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