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令和6年4月3日
プラボウォ次期インドネシア大統領と握手をする岸田総理大臣 表敬を受ける岸田総理（写真提供：内閣広報室）
岸田総理大臣とプラボウォ次期インドネシア大統領の会談の様子 表敬を受ける岸田総理（写真提供：内閣広報室）

　4月3日、午前9時15分から約35分間、岸田文雄内閣総理大臣は、プラボウォ・スビアント次期インドネシア共和国大統領（国防大臣）（H.E. Mr. Prabowo Subianto, President-elect of the Republic of Indonesia）による表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭
    1. 岸田総理大臣から、改めて次期大統領当選への祝意を伝えた上、早々の訪日は日本重視の姿勢と受け止めており、大変心強い旨述べました。また、岸田総理大臣から、日本とインドネシアは長年の親しい友人であり、基本的な価値や原則を共有する「包括的・戦略的パートナー」として、二国間関係や地域・国際情勢に係る協力を更に進めていきたい旨述べました。
    2. これに対し、プラボウォ次期大統領は、岸田総理大臣と直接お会いでき光栄である旨述べた上、インドネシアと日本は昔からの旧友であり、重要なパートナーである、これまでの良好な関係を様々な分野で更に強化したい旨述べました。
  2. 二国間関係
    1. 岸田総理大臣から、昨年、天皇皇后両陛下が即位後初の外国親善訪問としてインドネシアを御訪問されたことは、心と心の通う信頼関係の象徴であり、今後も交流や協力を積み重ねていきたい旨述べました。また、岸田総理大臣から、インフラ協力やエネルギー協力を始め、インドネシアの発展に貢献したい、インドネシアのOECD加盟プロセスの進展に向けた取組を支援する旨伝えました。さらに、岸田総理大臣から、日本は、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化に向けたインドネシアとの連携を重視しており、昨年12月に決定した大型巡視船の無償供与に加え、安全保障分野での協力も進めていきたい旨述べました。
    2. これに対し、プラボウォ次期大統領は、日本のこれまでの支援に感謝する旨述べ、安全保障協力を始め、農水産業や防災を含む幅広い分野における二国間協力を更に強化したい旨述べました。
  3. 地域・国際情勢
    1. 岸田総理大臣から、昨年12月の日・ASEAN特別首脳会議での成果を礎に、引き続き緊密に連携したい旨述べました。
    2. また、両者は、東・南シナ海情勢、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応、ミャンマー情勢等の地域情勢についても意見交換を行い、引き続き連携していくことを確認しました。

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