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プレスリリース

農林水産物・食品の海外展開にむけて「おいしい日本、届け隊」官民共創プロジェクトをスタート

令和6年3月29日
農林水産省
~日本の食を世界へ届けるお手伝い、してみませんか?~

農林水産省では、政府の輸出目標である2025年2兆円、2030年5兆円の輸出目標額達成に向けて、農林水産物・食品の輸出を支援するGFP(農林水産物・食品輸出プロジェクト)にて、世界に挑戦する事業者(生産者・食品メーカー・商社等)を後押ししています。
一方、農林水産物・食品の海外展開には、海外展開戦略、海外販路開拓、市場ニーズ調査、Webマーケティング、ブランディング、デザイン等、多角的な視点が必要です。世界の市場獲得に向けて、多様なスキルを持つ方々が領域を超えて、輸出に取組む事業者とともに海外展開に挑戦する共創環境の構築に向けた取組を官民連携で推進します。

ヘッダー

1.「おいしい日本、届け隊」官民共創プロジェクトとは

我が国の農林水産物・食品の輸出額は10年連続で過去最高額を更新しており、日本食の需要が高まる中、海外に進出する輸出事業者が増えています。
一方、海外輸出には多様な業務が伴うため、輸出に取り組む事業者より、海外展開に向けたノウハウを有する人材の不足が大きな課題として挙がっています。海外展開に挑戦する事業者の課題や、地域が抱える課題の解決に向けて、農林水産物・食品事業者に閉じない、多様な領域の知見や異なる視点をもった人々との共創が不可欠となってきています。

これまで、農林水産省GFP(農林水産物・食品輸出プロジェクト)では、情報提供やビジネスマッチングなどを通じて輸出に意欲的な全国の食品事業者(生産者・食品メーカー・商社等)の海外展開の後押しに取り組んできました。本プロジェクトでは、さらに発展的な形として、多様なスキル・視点を持つ人材と、生産者・食品メーカー・商社等の食の輸出に挑戦する企業が、領域を超えて、一丸となって世界の市場獲得に取り組んでいく共創環境の構築に向けて、官民連携で推進していきます。

2.取組概要

各道府県のプロフェッショナル人材戦略拠点との連携
輸出拡大に挑戦する事業者の課題解決に向けて、地域企業の「攻めの経営」への転換に取り組む内閣府プロフェッショナル人材事業と連携し、外部人材の輸出事業参画に向けた取組を開始します。
全国の各道府県に設置されるプロフェッショナル人材戦略拠点と、全国に輸出事業者のネットワークをもつ農林水産省GFP(農林水産物・食品輸出プロジェクト)が連携し、輸出に取り組む事業者の経営課題の解決に向けたヒアリング、人材ニーズの具体化、人材マッチングサポート、フォローアップ等を通じて、輸出事業者の課題解決および地方への人材還流に取り組みます。

スキーム図
外部人材向け発信

海外展開に携わりたい外部人材に、輸出に挑戦する事業者の課題や人材ニーズを届けるため、情報発信を実施します。
日本の食、地域ブランディング、国際分野などに関心をもち、食の海外展開や、自身のスキル活用に取り組みたい方に、副業・兼業、プロボノ(※)等を含む外部人材として関わっていただく事例が増えています。輸出に取り組む事業者にニーズのある業務例や、食に関わる外部人材の声などを発信します。

(※)プロボノ:仕事で培った専門的なスキル・経験等をボランティアとして提供する社会貢献活動

(プロジェクト賛同企業・団体について)
本プロジェクトの理念に賛同し、輸出に向けた共創環境の構築に取り組んでいく企業・団体等について、募集を実施します。賛同企業・団体による連携企画の創出を通じ、領域を超えて、共に海外展開に挑戦するプレーヤーを増やしていくことを目指します。


(参考)農林水産物・食品輸出プロジェクト(GFP)について
農林水産物・食品輸出プロジェクト(GFP)とは、
農林水産省が推進する日本の農林水産物・食品の輸出プロジェクトです。​GFPコミュニティサイトでの輸出事業者のマッチング、セミナー等を通じたGFP登録者の優良事例の共有、過去のセミナー動画のアーカイブ化による輸出ノウハウの提供などを行っています。

GFP 農林水産物・食品輸出プロジェクト(外部リンク)

お問合せ先

輸出・国際局輸出支援課

担当者:中岡、廣瀬、村岡
代表:03-3502-8111(内線4364)
ダイヤルイン:03-6738-7897


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