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2024年3月28日

特許庁は、令和6年4月1日付けで、体制強化後のAI担当官をはじめとした特許審査官に、AI関連技術の専門的知見に基づくサポート(技術的な研修及び質問対応等)を行う外部有識者として、「AIアドバイザー」を新設します。

1.背景

知的財産推進計画2023」で指摘されているように、ChatGPT等の万人が容易に利用可能な AIの出現によって、今後はこれまで以上に幅広い分野で創作過程にAIが利活用されることが見込まれることから、特許庁は、2021年1月に発足させたAI担当官と管理職員等から構成されるAI審査支援チームの体制を、2023年10月1日付けで強化し、AI担当官を13名から39名に増員しました。
AI担当官は、AI関連発明に関する審査の「ハブ」として、各審査部門の知見を集約し、AI審査支援チーム外の特許審査官からの相談に応じることで、効率的かつ高品質な審査の実現に向けた支援を行っています。

一方で、技術の進展がめざましいAI関連発明については、最新の技術水準や技術動向等を適切に把握した上で、審査を行うことが重要です。

2.AIアドバイザーの新設

令和6年4月1日付けで、体制強化後のAI担当官をはじめとした特許審査官に、AI関連技術の専門的知見に基づくサポート(技術的な研修及び質問対応等)を行う外部有識者として、「AIアドバイザー」を新設します。

これにより、AI関連技術に関して継続的な知見向上を図るとともに、AI関連発明を適切に審査します。

AIアドバイザー(令和6年4月1日)

相澤 彰子 国立情報学研究所(NII) 副所長/教授
原田 達也 東京大学 先端科学技術研究センター 教授
船津 公人 奈良先端科学技術大学院大学 データ駆動型サイエンス創造センター センター長/特任教授
東京大学 名誉教授

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担当

特許庁 審査第一部 調整課 審査基準室長 小野
担当者:浅野、永田
電話:03-3581-1101(内線 3112)
メール:PA2A10★jpo.go.jp
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