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国際海事機関(IMO)第10回船舶設備小委員会(SSE 10)の開催結果概要
令和6年3月13 日
令和6年3月4日から3月8日にかけて、国際海事機関(IMO)の第10回船舶設備小委員会(SSE 10)が開催されました。今次会合より電気自動車等を積載する船舶の火災対策の具体的検討が開始されました。 |
今次会合の主な審議結果は以下のとおりです。
1.電気自動車等を積載する船舶の火災対策
2022 年4 月に開催された第105 回海上安全委員会(MSC 105)において、昨今の
リチウムイオン電池搭載自動車(以下「電気自動車」という。)を大量に輸送する船舶
の需要があること、電気自動車の電池が自己発火する事故が起きていること等を踏まえ、
電気自動車や燃料電池自動車といった新しい動力を用いる自動車を積載する船舶の防火
要件を検討することの必要性に合意されていました。
今次会合よりその具体的検討が開始され、主に以下の内容について合意されました。
・すでに実施された新しい動力を用いる自動車の火災事故に関する研究結果や事故報
告書等の入手可能かつ信頼できる情報を収集、レビューすること。
・電気自動車等のハザード(危険性)を従来の内燃機関自動車と比較して特定した上
で、自動車に対応する防火要件を検討すること。
・会期間通信作業部会※を設置して、来年3月に予定されている次回会合(SSE 11)に
向け引き続き検討すること。
※メールベースで審議を行う作業部会
2.小委員会の次期議長
多数の国からの推薦を受け、来年の本小委員会の議長に江黒 広訓氏(一般財団法人
日本船舶技術研究協会)が選出されました。
上記事項の詳細やその他の審議事項は別紙をご参照ください。
添付資料
報道発表資料及び別紙(PDF形式)
お問い合わせ先
- 国土交通省海事局安全政策課 牧、太巻
-
TEL:03-5253-8111
(内線43-555, 43-568) 直通 03-5253-8631