外務省・新着情報

令和6年2月15日
記念撮影の様子
上川外務大臣と鷲見八重子・国連NGO国内女性委員会委員長他との懇談の様子
発言する上川外務大臣の様子

 2月15日、午前10時15分から約15分間、上川陽子外務大臣は、鷲見八重子・国連NGO国内女性委員会委員長他による表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、上川大臣から、1957年以来、国連総会第3委員会へ民間女性を派遣している同団体の貢献に対し謝意を示した上で、政府代表団へ民間女性を含めていることは我が国の外交における官民協力の象徴である、と述べました。
  2. 続いて、国連NGO国内女性委員会のメンバーとの間で、本年3月にニューヨークで開催される第68回国連女性の地位委員会に向けた取組や女性・平和・安全保障(WPS)の推進など、我が国の外交における女性分野の取組に関する意見交換が行われました。国連NGO国内女性委員会のメンバーからはWPSをはじめとする女性分野における我が国の取組に対する強い期待が示されるとともに、政府との連携強化の希望が示されました。
(参考1)国連NGO国内女性委員会

 1957年、国連総会日本政府代表団に「民間の女性」を推薦することを目的に結成された団体。国連経済社会理事会(ECOSOC)に諮問的地位をもつ以下7つの女性NGO/NPO団体で構成されている。
 構成団体:日本YWCA、大学女性協会、日本女性法律家協会、日本汎太平洋東南アジア婦人協会、婦人国際平和自由連盟日本支部、日本女医会、日本BPW連合会

(参考2)国連総会第3委員会

 国連総会の6つある委員会の内、第3委員会は社会開発や人権問題につき議論を行っている。

(参考3)国連女性の地位委員会

 女性の地位委員会は、国連経済社会理事会の下部機構である機能委員会の一つ。1946年に経社理決議により設立された。政治的、経済的、市民的、社会的及び教育の分野における女性の権利を増進することに関して経社理に勧告及び報告を行う。

(参考4)女性・平和・安全保障(Women, Peace and Security: WPS

 2000年、国連安全保障理事会(国連安保理)において、同理事会史上初めて、国際的な平和と紛争予防、紛争解決には女性の平等な参画や紛争下の性暴力からの保護、ジェンダー平等が必要であると明記した「女性・平和・安全保障(Women, Peace and Security: WPS)に関する安保理決議第1325号」が全会一致で採択された。同決議及び関連決議を実施するため、日本はこれまで3次にわたり行動計画を策定・実施している。


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