経産省・新着情報

2023年12月17日

【令和5年12月19日更新】6.MOU企業リスト(日本語・英語)につきまして、一部企業名に誤りがございましたので差し替えました。
経済産業省は、12月16日(土曜日)に「日ASEAN経済共創フォーラム」をアカデミーヒルズ(六本木ヒルズ森タワー)で開催しました。フォーラムでは、日本とASEANにおける「共創」を促進させるため、官民のビジネスリーダー等による議論、MOUセレモニー等を行いました。

1.オープニングセッション

岸田総理からの日ASEANの「友人関係」の基盤は双方の経済界の皆様の「つながり」であることや、「新たな50年」の日ASEANのコンセプトは「共創」であることについてのビデオレター、小林日本商工会議所会頭、ディノASEAN-BAC議長代理、オウデットラオス商工会議所会頭、チア・セレイカンボジア国立銀行総裁、石黒JETRO理事長からご挨拶をいただきました。

2.セッション1:日ASEANにおける次世代間連携によるグローバル課題の解決に向けて

日ASEANが共に未来を創る経済共創の実現に向けて、その基盤となる人材について、日ASEANの次世代のビジネスリーダー達が、次世代間での連携の重要性、その価値、その繋がりを通じた社会課題の解決に向けた可能性について活発な議論が行われました。

3.セッション2:日ASEANの共創促進に向けて

これからの日本とASEANの両地域のビジネス界を代表するリーダー、新たなビジネスを通じてイノベーションを起こすべく活躍する経営者などによる、日ASEANの経済面での連携を更に強固なものとして、共創を実現していくために、各国政府が果たすべき役割やその期待、日ASEANのリーダーが交わることで生まれるイノベーションについて、日ASEAN双方のビジネス界の視点からの議論が行われました。

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4.セッション3:アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)を通じたアジアのエネルギー移行

世界経済の成長センターであるアジアにおいて、脱炭素を、経済成長、エネルギー安全保障の確保と同時に実現するための課題やAZECに今後期待される役割について、日本とASEANの産業界、ERIA等で活発な議論が行われました。

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5.クロージングセッション

フィリピンのパスクアル貿易産業大臣、ラオスのマライトーン商工業大臣がスピーチを行いました。日本からは齋藤経済産業大臣が、日ASEANの経済の結びつきを更に強いものとし、共に成長し、これまで以上に強固な友好関係を構築していくために、ASEANとともに新しい産業を創ること、アジア・ゼロエミッション共同体構想のプロジェクトを更に作り出していくこと、日ASEANの次世代を担う人材の連携強化に向けたプロジェクトを立ち上げ、継続していく旨、発言しました。

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6.MOUセレモニー

本フォーラムにおいて、ASEANの国際機関と大学の連携、日本とASEANの関係機関における貿易手続きの円滑化やブレンディッド・ファイナンス型の支援スキームの推進等の経済・貿易投資に関する分野や、AZEC構想の実現に向けた再生可能エネルギー、水素・アンモニア、CCUS、次世代燃料、産業の脱炭素化、炭素マネジメント等のエネルギー移行に関する分野に係る協力覚書等が、これまでに約70件にのぼる旨が紹介(※うち約30件は今回写真撮影を実施)されました。

MOU企業リスト(日本語)PDFファイル
MOU企業リスト(英語)PDFファイル

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7.水産品のPR

日ASEAN経済共創フォーラム終了後のレセプションにて、齋藤経済大臣が挨拶をし、レセプション会場のJETROブースにて、ラオスのマライトーン商工業大臣、インドネシアで活躍する仲川遥香さんと共に日本産の水産品(北海道産ホタテ)を試食し、その美味しさをPRしました。

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8.東アジア・アセアン経済研究センター(ERIA)イベント

日ASEAN経済共創フォーラムの午前には東アジア・アセアン経済研究センター(ERIA)イベントが開催されました。
日本とASEANの貿易デジタル化の推進に向けた取組のロードマップを示すと共に、日本とASEANの貿易の円滑化・サプライチェーンの強靱化に向けた貿易デジタルトランスフォーメーションについて議論が行われました。また、リニアエコノミーからサーキュラーエコノミーへの移行が、資源制約リスクへの対応、カーボンニュートラルの推進、資源循環市場の創出による経済成長の機会の獲得につながるものとして、日本とASEANが手を取り合い、世界に先駆けたサーキュラーエコノミーの実現に向け議論が行われました。

担当

  • 通商政策局アジア大洋州課長 福地
    担当者: 西本、馬場
    電話:03-3501-1511(内線 3011)
    メール:bzl-ne-tsusei-ataika★meti.go.jp
    ※[★]を[@]に置き換えてください。
  • 資源エネルギー庁 国際課 白井
    担当者:戸矢、佐久間、猪里
    電話:03-3501-1511(内線 4491~4494)
    メール:bzl-s-enecho-kokusai★meti.go.jp
    ※[★]を[@]に置き換えてください。

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