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プレスリリース

「日ロ漁業委員会第40回会議(日ロ地先沖合漁業交渉)」の結果について

令和5年12月7日
水産庁

11月27日(月曜日)から12月6日(水曜日)まで、ウェブ会議により「日ロ漁業委員会第40回会議」が開催され、漁獲割当量等の操業条件等について妥結しました。

1.日ロ漁業委員会とは

「日ロ漁業委員会」は、1984年に発効した「日ソ地先沖合漁業協定」(※)に基づいて設置されているものです。毎年、翌年の日ロ双方の200海里水域における相互の漁船の漁獲割当量等の操業条件等について協議しています。

(※)正式名称は「日本国政府とソヴィエト社会主義共和国連邦政府との間の両国の地先沖合における漁業の分野の相互の関係に関する協定」です。

2.開催日程

日程:令和5年11月27日(月曜日)から12月6日(水曜日)まで〔ウェブ会議〕

3.出席者

日本側:魚谷 敏紀(うおや としのり)水産庁資源管理部長(日本政府代表)ほか、
 外務省、水産庁、北海道庁等及び関係する漁業団体の関係者
ロシア側:ヤコヴレフA.V. 連邦漁業庁副長官(ロシア連邦代表)ほか、
 外務省、連邦漁業庁、連邦保安庁国境警備局等の関係者

4.結果概要

今回の協議では、令和6年の日ロ双方の200海里水域における相互の漁船の操業条件等について協議が行われました。協議の結果、以下の内容で妥結しました。

1.令和6年の日本200海里水域におけるロシア漁船の操業条件
(相互入漁)
(1)漁獲割当量44,000トン(前年50,000トン)
(2)主な魚種別の漁獲割当量
サバ32,000トン(前年40,000トン)
マイワシ10,000トン(前年8,000トン)
イトヒキダラ2,000トン(前年同)
(3)総隻数79隻(前年89隻)
(4)ロシア漁船に対する操業規制
サバ・マイワシを対象とするロシア漁船について、
(ア)新たに、宮城県の金華山から福島県南端まで(北緯38度18.79分から北緯37度0分まで)の距岸13マイル以内の海域の操業を周年禁止。
(イ)新たに、岩手県北部から福島県南端まで(北緯40度34.65分から北緯37度0分まで)における同時入域隻数を制限(8隻以内。茨城県沖は6隻(前年5隻)以内。)。
(※)茨城県沖15マイル以内の周年操業禁止、日本水域全域における3月16日から11月14日までの操業禁止等は前年同を維持。

2.令和6年のロシア200海里水域における日本漁船の操業条件
(相互入漁)
(1)漁獲割当量44,000トン(前年50,000トン)
(2)主な魚種別の漁獲割当量
サンマ25,824トン(前年31,824トン)
スルメイカ5,619トン(前年同)
マダラ3,200トン(前年同)
(3)総隻数585隻(前年同)
(有償入漁)
(1)漁獲割当量マダラ等694.66トン(前年同)
(2)総隻数22隻(前年同)
(3)見返り金約2,694万円(前年同)

5.参考

令和5年11月27日付けプレスリリース「日ロ漁業委員会第40回会議(日ロ地先沖合漁業交渉)」の開催について
https://www.jfa.maff.go.jp/j/press/kokusai/231127.html

〈添付資料〉
操業水域概念図(PDF : 82KB)

お問合せ先

資源管理部国際課

担当者:佐藤、吉野
代表:03-3502-8111(内線6744)
ダイヤルイン:03-3502‐8453


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