農林水産省・新着情報

宮下農林水産大臣記者会見概要

日時 令和5年12月5日(火曜日)8時36分~8時40分 於: 衆議院第17委員室前
主な質疑事項
  • 10月の農林水産物・食品の輸出実績について
  • 中国による日本産水産物の輸入停止措置について

質疑応答

記者

  今日午後に、10月の農林水産物の輸出実績が発表される予定です。中国の禁輸措置は未だ続いており、輸出額への影響が懸念される一方で、先月は香港やアメリカなど中国以外の国で輸出額が伸びました。今回の実績についてお考えと、未だ中国では錦鯉を含む様々な水産物禁輸措置が続いていることについて、現状と今後の対応についてお願いします。

大臣

  10月の農林水産物・食品の輸出額については、本日13時に公表予定ですので、詳しいコメントについては差し控えます。概要で言いますと、前年同月比で9.5%減となりましたけれども、本年1月から10月までの累計では、4.1%の増となりました。10月の実績を国別にみると、中国等による輸入規制の影響を受けている水産物を中心に、中国や香港向けの輸出額の減少が大きい一方で、アメリカや韓国向けの輸出は増加しているところです。今後、輸出先の多角化を更に進める必要があると考えていまして、まず、今月ベトナムにおいて殻むきを行い米国へ輸出するルートの開拓のために、国内の生産者、輸出事業者の皆様によるベトナムの視察商談ミッションの事業者募集を開始するほか、海外バイヤーと国内事業者とのマッチングを強化するために外国人バイヤーの招へいの実施、さらには、アメリカでは、ロサンゼルス、ニューヨークに続き、ヒューストンに3つ目の輸出支援プラットフォームの拠点を日本時間の6日に設置します。錦鯉については、現在、日本にある中国向けの輸出前検疫施設及び養殖施設について、中国政府の認定の更新が必要ということで、農林水産省として、必要な手続きを行ってきたところですけれども、未だに、中国当局より更新手続きが完了したという報告を受けていません。その状態で更新期限の10月30日を超過したということです。これらの施設の認定につきましては、早期に更新されるよう、引き続き中国当局への働きかけを行ってまいります。

記者

  政治資金パーティーの件ですが、いろいろな報道で、安倍派で数十人がキックバックをしていたという報道がありますが、これに対する受け止めと、これに大臣は関わっているかどうか、お願いできますか。

大臣

  個々の政治団体に関するお尋ねにつきましては、政府にある立場としてお答えすることは差し控えるべきと考えていますけれども、あえて私の所属します安倍派、清和政策研究会に関して申し上げますと、今回の報道に関する取材に対して、塩谷座長はこれから事実関係を精査するとコメントをしていると承知していまして、今後、事実確認の上、適切に対応されるものと確認しています。

報道官

  よろしいでしょうか。それでは、これで大臣会見を終わります。

以上

 

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