首相官邸・新着情報

 令和5年10月25日、岸田総理は、総理大臣官邸で第23回新しい資本主義実現会議を開催しました。

 会議では、供給サイドの強化の在り方(省人化投資、高齢者就労の活性化、リ・スキリングを含む)及びコンテンツ産業の活性化(アニメ・ゲーム・漫画・映画・音楽・放送番組等)について議論が行われました。

 総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。

「本日は第1に、供給サイドの強化の在り方について御議論いただきました。国内投資促進や知的財産から生じる所得に関して減税を行う税制の創設などを図るとともに、中小・小規模企業を中心として、足元で最大の課題である人手不足問題への対応が不可欠です。このため、採用強化などに加え、賃上げのためにも、省人化・省力化投資の抜本強化が必要です。官民挙げて省人化・省力化投資が進むよう支援を図ります。
 加えて、若い方もシニアの方も年齢に関わらず、能力を発揮して働ける環境整備が重要です。70歳以上まで働きたいと言われる方は、60代の4割以上に達しているとの調査もあります。ジョブ型雇用の導入等により、定年制度を廃止した企業も出てきており、その割合は中小企業の方が高くなっています。人手不足への対応のためにも、経験あるシニアの就業者のリ・スキリングも含め、就業環境の整備にも官民挙げて努力をいたします。
 第2に、コンテンツ産業の活性化に向けて議論を行いました。日本発のコンテンツの海外売上げは、鉄鋼産業の輸出額よりも大きく、半導体産業の輸出額に迫る規模です。キャラクターの世界ランキング上位の半数は、日本発のものになっています。ゲーム、アニメといった日本の誇る分野や、映画・音楽・放送番組等の分野を含めて、クリエイターが働きやすい環境の整備に向けて、取引関係の是正や支援策の検討など、来春に向けて具体的アクションを取りまとめてまいります。
 引き続き、委員各位及び関係大臣の御協力をお願いいたします。」

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