外務省・新着情報

令和5年8月14日
  1. 8月14日、外国の自称「メディア」により、7月8日に東京電力が実施した処理水のタンク群の調査の結果、放射能濃度が基準を大幅に超過したため、バラスト水の交換によってALPS処理水の希釈を加速し、安全基準を満たすことが検討されているかのごとき内容が記載された、外務省の公電とされる文書に関する報道がなされました。
  2. 上述の内容は事実無根です。また、外務省の公電とされる文書は全くの偽物です。
  3. 外務省幹部とされる人物のALPS処理水に関する発言を記したとされるメモ、IAEA事務局の内部文書に見せかけた文書に加え、外務省の公電を偽造するなど、手段を選ばない悪意のある偽情報の拡散は、我々の社会が基盤を置いている自由や民主主義といった普遍的価値に対する脅威であるほか、被災地の復興を妨げ、復興に向け努力する被災地の人々の感情をも大きく傷つけるものであり、政府として、偽情報やその流布に断固として反対します。
(参考)ALPS処理水

 ALPS(多核種除去設備(Advanced Liquid Processing System))等により、トリチウム以外の放射性物質について安全に関する規制基準値を確実に下回るまで浄化した水。さらにALPS処理水は、その後十分に希釈され、トリチウムを含む放射性物質の濃度について安全に関する規制基準値を大幅に下回るレベルにした上で、海洋放出されることが想定されている。


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