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会見発言記事
松本総務大臣の日EUデジタルパートナーシップ閣僚級会合記者会見の概要
令和5年7月3日

冒頭発言

  今、河野大臣からご報告があったとおりですが、私が担当する分野と、また、私がブルトン委員と閣僚会合に先だって前の会談で話をしたことを合わせて簡単にご報告申し上げます。まずは、安全で持続可能な連結性の確保について議論させていただきました。また、この機会にブルトン委員と海底ケーブルに関する協力覚書に署名をいたしました。これは、総務省と欧州委員会との間のものとなります。また、オープンでセキュアなモバイルネットワークについて、そして、次世代通信についての研究開発協力などについても議論を行いました。さらに、AIなど、また、EUCSについても議論させていただきました。それぞれ、さまざまな意見交換、熱心な議論を行うことができたと思いますが、これも河野大臣からあったように価値観を共有するEUと我が国が結束を深め協力を進めることが重要であるという認識が共有できたと思っています。

質疑応答

問:
  松本総務大臣に対して、ブルトン委員とのバイ会談の内容についておたずねします。会談では、国際海底ケーブルについての連携の強化が確認されました。背景や狙い、意義について改めて教えてください。
答:
  はい、ブルトン委員とは、国際海底ケーブルの協力についての総務省と欧州委員会との間の協力覚書に署名しました。ご存じのとおり、国際通信の99%以上を国際海底ケーブルが担っています。安全・信頼性を高めて、通信の質を向上させることは大変重要なことだと考えておりまして、今回、日本と欧州間の海底ケーブルに係る協力を多面的に強化するということで、このような覚書を締結しました。特に、北極海を経由するなどして日本と欧州を直接つなぐ新たなルートの国際海底ケーブルが同志国の連携により構築されることは、遅延を少なくする、ルートの多様化によるレジリエンスの向上といったメリットがあります。また、日本と欧州の産業データ連携の強化や研究ネットワークの質の向上にもプラスになると考えられます。EUとこれからも連携しまして、実現に向けた議論の喚起やそれぞれ、具体、実際のプロジェクトの進捗に応じた支援の検討や関連の行政手続の円滑化などを行っていきたいと考えています。

【関係報道資料】
日EUデジタルデジタルパートナーシップ閣僚級会合の結果
松本総務大臣と欧州委員会ブルトン委員との協力覚書の署名及びバイ会談の結果
 

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