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 令和5年6月7日、岸田総理は、総理大臣官邸で令和5年第8回経済財政諮問会議を開催しました。

 会議では、経済財政運営と改革の基本方針(骨太方針)に向けてについて議論が行われました。

 総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。

「本日は、骨太方針の原案について議論を行いました。
 本日の議論にもあったとおり、我々は今、時代の転換点とも言える構造的な変化と課題に直面しています。その中で、経済運営の中心に新しい資本主義を位置付け、社会課題の解決に向けた取組それ自体を成長のエンジンに変えることにより、持続可能で包摂的な社会を構築し、成長と分配の好循環を実現するべく、全力で取り組んできました。
 こうした政策展開もあいまって、我が国に、30年ぶりの高い水準となる賃上げや、企業部門に醸成されてきた高い投資意欲など、前向きな動きが確実に生まれてきています。
 今こそ、こうした動きを力強く拡大すべく、新しい資本主義の実現に向けた取組を、更に加速させていくときです。
 このため、今年の骨太方針では、三位一体の労働市場改革を通じた構造的賃上げの実現や、これによる分厚い中間層の形成。人への投資、グリーン、経済安全保障など、市場や競争に任せるだけでは過少投資となりやすい分野における官民連携投資の拡大による、持続的な成長の実現。少子化傾向の反転に向けた、こども・子育て政策の抜本強化。G7広島サミットの成果も踏まえた、同志国等との連携強化を通じた戦略的外交・安全保障の展開。昨年の骨太方針と同様、経済あっての財政との考え方の下での経済財政一体改革の着実な推進。これらを始め、岸田内閣の経済財政運営と改革の基本方針を明確にお示ししたいと思っています。
 本日の原案を基に、与党とも更に調整を進め、今月中旬に骨太方針を決定することを目指します。後藤大臣を中心に、最終取りまとめに向けた作業を進めてください。以上です。」

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