閣議の概要／マイナンバーカードを利用したサービスを巡る誤登録事案への対応について

　閣議の概要について申し上げます。一般案件等７件、法律の公布、政令、人事が決定されました。大臣発言として、外務大臣から「ロシア連邦関係者に対する資産凍結等の措置等について」、農林水産大臣から「令和４年度食料・農業・農村白書について」、財務大臣から「令和４年末現在の対外の賃借に関する報告書及び令和４年中の国際収支に関する報告書について」、それぞれ御発言がありました。

　次に、マイナンバーカードを利用したサービスをめぐる誤登録などの一連の事案は、個人情報の保護に関する国民の皆様の信頼を損う重大な事案であり、国民の皆様に不安を与えたことについて、早急に対策を講じる必要があります。このため、昨日、総理から河野大臣に対して、関係大臣と連携してマイナンバーカードの信頼確保に向け、事案に関する全てのデータやシステムを再点検するなど、万全の対策を迅速かつ徹底して講じるよう指示があったところです。
　この指示を受け、マイナンバーカードの普及体制と同様に、デジタル庁を中心に、関係府省庁が一丸となって国民の皆様の不安解消への対応を講じてまいります。具体的には、現下の誤り事案に適切に対応するとともに、新たな事案の発生が疑われる情報に接した場合には、速やかに担当省庁と状況の共有、対応を行い、国民の皆様に必要な情報をお届けしてまいります。詳しくはデジタル庁にお尋ねください。私（官房長官）からは以上であります。