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令和5年5月25日
会談を前に、サルムサイ・コンマシット・ラオス副首相兼外務大臣と握手する林外務大臣
日・ラオス外相会談が行われている様子

 5月25日午後2時50分から約40分間、林芳正外務大臣は、サルムサイ・コンマシット・ラオス人民民主共和国副首相兼外務大臣(H.E. Mr. Saleumxay KOMMASITH, Deputy Prime Minister and Minister of Foreign Affairs of the Lao People’s Democratic Republic)と外相会談を実施したところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、日本にとって重要な戦略的パートナーであるラオスとの交流が、あらゆるレベルで活発化していることを歓迎するとともに、来年、ラオスがASEAN議長国に就任するに当たり、一連の会議の成功に向け、日本として、引き続き、最大限支援していく旨述べました。これに対し、サルムサイ大臣から、日本の支援に対する謝意が示されました。
  2. 林大臣から、不発弾除去に係る無償資金協力や若手行政官が日本に留学するための無償資金協力、ラオス南部のモンスーン風力発電事業への国際協力機構(JICA)を通じた融資等の最近の支援に言及しつつ、日本としてラオスの経済社会開発に資する支援を継続していく旨述べ、サルムサイ大臣から、各種分野への日本の支援の継続に対する謝意が示されました。また、両大臣は、安全保障分野における協力を推進し、国際場裏の様々な分野でも、引き続き緊密に連携していくことを確認しました。
  3. 両大臣は、地域情勢についても意見交換を行いました。林大臣から、G7広島サミットの結果について説明し、両大臣は、主権尊重や領土一体性といった国連憲章の原則を守ること、世界中のどこであれ、力による一方的な現状変更は認められないことを確認しました。また、両大臣は、南シナ海情勢、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応、ミャンマー情勢において、引き続き、連携していくことを確認しました。
  4. 両大臣は、12月の日・ASEAN友好協力50周年特別首脳会議や来年のラオスのASEAN議長国就任、2025年の日・ラオス外交関係樹立70周年に向けて、緊密に連携していくことを確認しました。

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