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2023年5月25日

韓国専門家現地視察団(※)に対して、5月22日に東京で説明を行いました。その後、同視察団は5月23日及び24日に東京電力福島第一原子力発電所を訪問し、ALPS処理水の海洋放出に関連する一連の設備(測定・確認用設備・移送設備・放出設備等)の視察を行いました。さらに、5月25日には事後の総括的な説明と質疑を行いました。
  1. 5月22日、韓国側は、ユ・グクヒ原子力安全委員長と専門家が参加し、現地視察前の準備説明を東京で行いました。日本側から福島第一原発の視察日程を説明するとともに、韓国側の理解を深めていただくため用意した資料やデータ等を踏まえつつ、質疑応答を行いました。

  2. 5月23日、ユ・グクヒ原子力安全委員長と専門家20名等は、終日、福島第一原発の現地視察を行いました。監視制御装置、貯蔵タンク、3種類のALPS設備、測定確認用設備、処理水の移送用設備等を視察し、各設備の内容や運用等について質疑応答を行いました。

  3. 5月24日、ユ・グクヒ原子力安全委員長と専門家20名等は、終日、福島第一原発の現地視察を行いました。ALPS処理水の分析施設、緊急遮断弁を含む放出設備等を視察し、各設備の内容や運用等について質疑応答を行いました。

  4. 5月25日、韓国側は、ユ・グクヒ原子力安全委員長と専門家が参加し、現地視察後の総括的な説明を東京で行いました。

  5. 日本政府は、引き続き、福島第一原発の現地視察を含め、透明性高く情報発信を行い、国際社会の理解醸成に取り組んでいきます。
※本視察は、韓国国内におけるALPS処理水海洋放出の安全性について理解を深めていただく目的で実施するものです。

視察が行われた主な設備


増設多核種除去設備(ALPS)
ALPS処理水移送設備
(緊急遮断弁)

ALPS処理水移送設備(処理水移送ポンプ出口放射線モニタ)

 

[参考] ALPS処理水
ALPS(多核種除去設備(Advanced Liquid Processing System))等により、トリチウム以外の放射性物質について安全に関する規制基準値を確実に下回るまで浄化した水。さらにALPS処理水は、その後十分に希釈され、トリチウムを含む放射性物質の濃度について安全に関する規制基準値を大幅に下回るレベルにした上で、海洋放出されることが想定されている。

関連リンク

担当

資源エネルギー庁 
原子力発電所事故収束対応室調整官 田辺
担当者: 泉井、飯塚、村上
電話:03-3501-1511(内線 4441)
メール: bzl-hairo-syorisuitaisaku★meti.go.jp
※ [★]を[@]に置き換えてください

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