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令和5年4月20日
会談を前に、マケイン国連世界食糧計画(WFP)事務局長と記念撮影を行う林外務大臣
林外務大臣が、マケイン国連世界食糧計画(WFP)事務局長と会談している様子

 4月20日、午後3時40分から約20分間、林芳正外務大臣は、シンディ・マケイン国連世界食糧計画(WFP)事務局長( Ms. Cindy McCain, Executive Director, the UN World Food Programme)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、マケイン氏の事務局長就任への祝意を伝えるとともに、国連における唯一の食料支援機関であり、人道危機に際しての豊富な活動実績を有するWFPを日本は高く評価している旨述べました。
  2. これに対し、マケインWFP事務局長から、世界の飢餓撲滅を目指すWFPにとって、日本は重要なパートナーである旨述べました。
  3. その後、両者は、深刻化する世界の食料安全保障への対応等について意見交換を行い、林大臣から、G7広島サミットにおいても食料安全保障は主要なテーマの一つである旨を述べるとともに、G7議長国である我が国として、グローバルな食料安全保障やトルコ・シリア地震への対応等のため、2023年にWFPに対して、既に約1.7億ドルを拠出している旨述べました。マケイン事務局長からは、日本のWFPへの継続的な支援に対する謝意とともに、G7議長国である我が国のリーダーシップへの期待が表明されました。また、スーダン情勢についても意見交換を行いました。
  4. その上で、両者は、日・WFP関係を更に強化し、世界の平和と安定にとって重要な食料安全保障の問題に緊密に連携して対応することで一致しました。

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