総務省・新着情報

会見発言記事
松本総務大臣閣議後記者会見の概要
令和5年4月11日

冒頭発言

  私からは、ありません。

質疑応答

G7デジタル・技術大臣会合におけるAIの議論

問:
  AI技術を巡って、大臣は先週の会見で、G7デジタル・技術大臣会合で議長国として議論を主導したいと述べられておられましたが、どのような議論を期待されているのか、お考えをお願いします。
答:
  前回の会見でも申し上げていますが、基本的な考え方として、開発の振興、利活用の推進、適切な規制、いずれも重要であると申し上げたのですが、これまで、一般論で申し上げれば、開発と規制というのはやや対立するように見られがちだったのですが、これからはあらゆるテクノロジーで開発と規制の両立が必要になってくると思うのですが、このAIはその代表的なものの一つになってくると考えておりまして、そういう考え方の下で、今月末に開催されるG7デジタル・技術大臣会合でも取り組んでいきたいと思っておりまして、「信頼できるAI」の普及促進というテーマで、各国共通のビジョンを実現するための具体的な方策について議論していきたいと考えております。
  具体的には、各国や各地域によって異なるAIの管理・運用に関する基本的枠組みなどの、いわゆるAIガバナンスの相互運用性の推進、まさにこれは、申しましたように様々な面があろうかと思います。また、国際的な技術標準策定に参画する企業など多様な民間主体への支援方策を考えていきたいと思いますし、先ほどの両立という意味では、この生成系のAIも含めて、これも先週申し上げましたが、機会、これはプラスの面が様々利用であると思いますし、リスク、マイナスの面というのもあるので、それぞれの対応に関して国際的な枠組みの下での分析・検証方策などについて、議長国として議論を主導していきたいと考えております。

統一地方選挙

問:
  一昨日投票が行われました統一地方選挙の前半戦では、知事選挙、道府県議会選挙の全国平均の投票率が過去最低となりました。この受け止めと、後半の投票率向上に向けた総務省の取組をお聞かせください。
答:
  これは皆様よくご案内のとおりで、投票率については各選挙について異なっておりまして、上がったところ、下がったところがある中で、選挙の争点など様々な事情が総合的に影響するものと考えられるところであります。その要因を一概に申し上げられないところがあるわけですが、選挙は民主主義の根幹であり、できるだけ多くの有権者の皆様に投票に参画していただくことが重要であることは間違いないところでありまして、ぜひそのようにしてもらいたいと思っております。
  総務省としての取組としては、有権者が投票しやすい環境の整備が大切であるということで、ショッピングセンターなど利便性の高い場所への期日前投票所の設置に積極的に取組んでいただければと、このような考えで、会場の借り上げ費用などに対しては新たに特別交付税措置を講ずることとしたところでございます。地域の実情に応じた取組の積極的な実施をお願いしているところでありまして、しっかりと積極的にお取り組みいただいて、住民の皆様にも十分に知っていただけるようにお願いをしたいと思っております。
  後半戦、23日は全国で多くの市区町村の長及び議会の議員の選挙が行われます。統一地方選挙は、身近な地方政治に対して意思を表明し、地域の将来を託す代表者を選ぶ極めて重要な選挙であり、機会であります。有権者の皆様においてはこの意義を十分にご理解いただいて、積極的な投票への参加をお願いしたいと考えております。
  本質的なテーマとしては、これから、今取り組んでいる主権者教育などもぜひ進めていきたい。投票環境の整備や主権者教育も含めて、我々としては引き続き課題と認識して取り組んでいきたいと思っております。

問:
  会見を終わります。ありがとうございました。
答:
  はい、ありがとうございます。

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