財務省・新着情報

 財務省、日本銀行及び独立行政法人国立印刷局(以下「国立印刷局」という。)は、目の不自由な方々にとって日本銀行券がより使いやすいものとなるよう、以下の取組みを行います。

1.早期実施に向けて着手する3つの具体的な取組み

(1)5千円券の改良

 5千円券について、表面(おもてめん))左下に貼付しているホログラムの透明層(光沢性のある透明シール)を拡大するとともに形状を変更します。この改良は、ATM等の現金取扱機器への影響を最小限に抑えつつ、ホログラムの透明層の触感がその他の印刷面と異なることを利用して、券種の識別性を向上させる取組みです(5千円券の寸法、模様等を変更するものではありません)。

 【当該改良5千円券は、平成26年度前半を目途に順次発行開始予定】

(2)携帯電話に搭載可能な日本銀行券の券種識別アプリ新しいウィンドウで開きますの開発・提供

 国立印刷局が、現在発行されている日本銀行券4券種の券種識別機能をスマートフォンのアプリケーションとして開発し、これを、国民の皆様に無償で提供する予定です。

 【当該アプリケーションは、本年中を目途に、配信開始予定】

(3)券種の識別機器の開発・情報提供

 国立印刷局が、現在発行されている日本銀行券4券種の券種識別のための専用簡易機器のモデルを開発し、完成後は、当該モデルについて民間企業等に対し情報提供を行う予定です。

 【当該モデルは、本年夏頃完成予定】

2.将来に向けた取組み

 将来の日本銀行券改刷(様式の変更、時期未定)が、目の不自由な方々にとっての券種の識別性の大幅な向上につながるものとなるよう、関係者からの意見聴取、海外の取組状況の調査等、様々な観点から検討を行ってまいります。 

 

(参考)5千円券の改良のイメージ

5千円券のホログラムの透明層(光沢性のある透明シール)を拡大するとともに形状を変更

―5千円券の寸法、模様等を変更するものではない。

 5千円券の改良のイメージ

 

5千円券のホログラムを改良することにより、券種の識別性が向上

 券種の識別性に関する一覧表

発信元サイトへ