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 令和5年3月26日、岸田総理は、京都府を訪問し、文化庁京都移転祝賀の集いに出席しました。

 総理は、挨拶で次のように述べました。

「ご紹介にあずかりました内閣総理大臣の岸田文雄でございます。本日は文化庁京都移転を記念した祝賀の集い、こうして盛大に開催されますこと、心からお慶びを申し上げます。
 いよいよ明日から文化庁は業務を開始いたします。中央省庁の初の本庁の移転です。これまでの関係者の皆様方の御尽力に心から敬意と感謝を申し上げる次第でございます。
 政府といたしましては今回の移転を機に、京都を中心に新たな文化振興に取り組んでいきたいと考えております。
 京都に文化財の修理の拠点となるナショナルセンターとして、国立文化財修理センターを2030年度までを目途に整備すべく、必要な取り組みを進めてまいります。
 また京町の意匠や伝統的な街並み、世界的にも評価の高い近現代建築とその風景など、広く我が国の建築文化の価値を確立する取り組みを新たに進めてまいります。
 また2025年には大阪・関西万博が開催されます。今回の移転を機に、伝統×創造で日本を元気に、という思いで、都倉文化庁長官のイニシアティブの下、京都から食文化や文化観光などを始め、新たな価値を生み出し、広く世界に発信していきたいとも考えております。
 更にこの文化庁の京都移転は、ポストコロナにおける新しい働き方を示すものでもあります。テレビ会議システムなどを駆使し、文化庁職員が場所を選ばず柔軟な新しい働き方を進めること、これを期待しております。
 こうした様々な意義や期待が込められた文化庁京都移転の実現に向けて惜しみない御協力をいただきました。今日も御列席いただいております、伊吹元衆議院議長、西脇京都府知事、門川京都市長、また、三日月関西広域連合長、そして塚本京都商工会議所会頭を始め、多くの関係者の皆様方に改めて心から感謝を申し上げます。
 日本の文化の益々の発展、これを心から祈念いたしまして、私の祝辞とさせていただきます。本日は誠におめでとうございます。」

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