外務省・新着情報

令和5年2月27日
タン世界知的財産所有権機関事務局長と握手する林外務大臣

 2月27日、午前10時50分から約20分間、林芳正外務大臣は、来日中のダレン・タン世界知的所有権機関(WIPO)事務局長(Mr. Daren TANG, Director General, World Intellectual Property Organization)の表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、タン氏の事務局長として初めての訪日を歓迎し、WIPOにおいて日本人職員が活躍していることを歓迎する旨述べました。
  2. これに対し、タン事務局長から、途上国における知的財産制度整備や人材育成といった日本の国際協力に対する感謝が述べられるとともに、日本は知的財産分野において産業財産権のみならずクリエイターの権利保護についても多くの成功例を有しており、日本の成功例を世界に広げていきたい旨述べました。
  3. この他、スタートアップや中小企業における知的財産の活用、メタバースといったデジタル社会における知的財産の重要性についても意見交換を行いました。
(参考)

  • (1)世界知的所有権機関(WIPO)は、国際的な知的財産権制度の発展を所管する国連専門機関。1970年に設立(本部はスイス、ジュネーブ)。193か国が加盟。
  • (2)タン事務局長(シンガポール人)は、2020年10月就任。今回、事務局長として初めての訪日。

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