外務省・新着情報

令和5年2月8日
会談を前に、記念撮影を行う林外務大臣とカブア・マーシャル諸島共和国外務・貿易大臣
カブア・マーシャル諸島共和国外務・貿易大臣と会談を行う林外務大臣

 2月8日、午後1時から約20分間、林芳正外務大臣は、来日中のキトラン・カブア・マーシャル諸島共和国外務・貿易大臣(Hon. Ms. Kitlang KABUA, Minister of Foreign Affairs and Trade of the Republic of the Marshall Islands)との間で会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、カブア外務・貿易大臣の訪日を歓迎する旨述べるとともに、良好な二国間関係の更なる発展や、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて引き続き協力していきたい旨述べました。
  2. 林大臣から、日本は第9回太平洋・島サミット(PALM9)のコミットメントに基づき、マーシャル諸島に対する支援を行ってきており、そのニーズを踏まえながら、引き続き力強く支えていく旨述べました。これに対し、カブア外務・貿易大臣は、日本のマーシャル諸島を含む太平洋島嶼国に対する継続的なコミットメントと支援に感謝する旨述べました。
  3. 両外相は、ALPS処理水の海洋放出について意見交換を行い、林大臣から、日本は、福島の復興のためにも、安全性を最優先にしてALPS処理水の処分に取り組む旨を述べるとともに、人の健康及び海洋環境に悪影響を与えるような形での放出を認めることはない旨説明しました。両外相は、昨7日の岸田総理大臣と太平洋諸島フォーラム(PIF)代表団との会談で一致したとおり、本件に関する集中的な対話の重要性を確認しました。

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