外務省・新着情報

令和5年2月7日
太平洋諸島フォーラム(PIF)代表団と握手する岸田総理大臣 会談に臨む岸田総理(写真提供:内閣広報室)

 2月7日、午後6時20分から約30分間、岸田文雄内閣総理大臣は、来日中のマーク・ブラウン・クック諸島首相(Hon. Mark BROWN, Prime Minister of the Cook Islands)をはじめとする太平洋諸島フォーラム(PIF)代表団との間で会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。会談には、キトラン・カブア・マーシャル諸島共和国外務・貿易大臣(Hon. Ms. Kitlang KABUA, Minister of Foreign Affairs and Trade of the Republic of the Marshall Islands)及びヘンリー・プナPIF事務局長(Hon. Henry PUNA, Secretary General, Pacific Islands Forum Secretariat)が同席しました。

  1. 冒頭、岸田総理大臣から、日本は20年以上にわたりPIFとの協力関係を築いてきており、様々な分野において信頼関係に基づく対話が行われていることを歓迎する、「自由で開かれたインド太平洋」というビジョンの下、太平洋島嶼国・地域との絆を一層深めていきたい旨述べました。
  2. PIF側から、太平洋・島サミット等を通じた日本の太平洋島嶼国へのコミットメントと支援に対する謝意が述べられました。
  3. 岸田総理大臣から、ALPS処理水の海洋放出に関し、日本国民及び国際社会に対して責任を有する日本の総理大臣として、自国民及び太平洋島嶼国の国民の生活を危険に晒し、人の健康及び海洋環境に悪影響を与えるような形での放出を認めることはないことを改めて約束する旨述べました。これに対し、PIF側は、ALPS処理水の海洋放出の安全確保に対する岸田総理大臣の決意を歓迎するとともに、引き続き日本と緊密なコミュニケーションを希望する旨述べました。両者は本件に関する集中的な対話の重要性につき一致しました。
  4. 両者は2024年の第10回太平洋・島サミットの成功に向け、緊密に連携していくことで一致しました。

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