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令和5年2月7日
会談を前に、握手して記念撮影を行う岸田総理大臣とブラウン・クック諸島首相 ブラウン・クック諸島首相と会談する岸田総理(写真提供:内閣広報室)

 2月7日、午後3時30分から約25分間、岸田文雄内閣総理大臣は、太平洋諸島フォーラム(PIF)代表団として訪日中のマーク・ブラウン・クック諸島首相(Hon. Mark BROWN,Prime Minister of the Cook Islands)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、岸田総理大臣から、日本とクック諸島は、太平洋で結ばれた重要なパートナーであり、ブラウン首相の訪日を歓迎する旨述べるとともに、両首脳は、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて緊密に協力していくことで一致しました。
  2. また、両首脳は、二国間関係等について議論し、岸田総理大臣から、日本は、クック諸島を含む太平洋島嶼国のニーズに寄り添った支援を進めてきており、今後も様々な分野での支援を積極的に検討していく旨述べました。ブラウン首相から、これまで日本から頂いた様々な支援に感謝するとともに、協力をより強化していきたい旨発言がありました。
  3. さらに、両首脳は、ALPS処理水についても意見交換を行い、岸田総理大臣から、ALPS処理水の海洋放出に関し、日本国民及び国際社会に対して責任を有する日本の総理大臣として、自国民及び太平洋島嶼国の国民の生活を危険に晒し、人の健康及び海洋環境に悪影響を与えるような形での放出を認めることはないことを改めて約束する旨述べました。
  4. 最後に、両首脳は、クック諸島が次期PIF議長国であることを踏まえ、来年の10回目の太平洋・島サミット(PALM10)の開催に向けて両国で緊密に協力していくことを確認しました。

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