外務省・新着情報

令和5年2月3日

 2月3日(現地時間同日)、ボツワナ共和国のハボローネにおいて、村井牧子在ボツワナ共和国日本国大使館参事官とレモハン・クワペ・ボツワナ共和国外務大臣(Hon. Dr. Lemogang KWAPE, Minister of Foreign Affairs, Republic of Botswana)との間で、150億円を限度とする円借款に関する書簡の交換が行われました。

  1. 対象案件の概要
  • (1)この計画は、世界的な新型コロナウイルス感染症の感染拡大による影響が拡大するボツワナにおいて、財政支援を通じて、同国政府が実施する脆弱層の社会的保護、ならびに持続可能な経済回復のための民間セクターの開発及びグリーン成長に向けた政策の着実な実行を支援することで、脆弱層の生活安定、経済・社会活動の回復・安定、再生可能エネルギーの促進を図るものです。この協力により、同国の経済・社会の安定及び開発努力の促進に寄与することが期待されます。なお、本事業は、世界銀行及び「アフリカの民間セクター開発のための共同イニシアティブ」(EPSA)に基づくアフリカ開発銀行との協調融資として実施します。
  • (2)我が国は、2022年8月に開催した第8回アフリカ開発会議(TICAD8)において、アフリカのグリーン成長や包括的な民間セクター開発を促進する旨表明しており、この協力は同表明を具体化するものです。また、脆弱層の保護は、我が国が外交の主要な柱として位置づけている「人間の安全保障」の具体化に繋がります。
  1. 供与条件
  • (1)金利:0.01%
  • (2)償還期間:15年(4年の据置期間を含む。)
  • (3)調達条件:一般アンタイド
(参考)ボツワナ共和国基礎データ

 ボツワナ共和国の面積は約56.7万平方キロメートル(日本の約1.5倍)、人口は240万人(2021年、世界銀行)、1人当たり国民総所得(GNI)は6,940米ドル(2021年、世界銀行)。


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