農林水産省・新着情報

プレスリリース

野菜の生育状況及び価格見通し(令和5年2月)について

令和5年2月3日
農林水産省

農林水産省は、東京都中央卸売市場に出荷される野菜の生育状況及び価格見通し(令和5年2月)について、主産地等からの聞き取りを行いましたので、その結果を公表します。

ほうれんそう(2月後半)が、お買い得の見込みです!!

ほうれんそう(2月後半)が、安値傾向となる見込みです。
野菜はビタミンやミネラル、食物繊維等が豊富に含まれており、毎日を健康で元気に過ごすために欠かせない食材です。
野菜がお手頃価格となるこの機会に、皆さんもご自宅等で野菜をたっぷり使った料理をお楽しみください。

「野菜を食べよう」プロジェクト

農林水産省では、野菜の消費拡大を推進するため、「野菜を食べよう」プロジェクトを実施しています。
詳細は次のURLをご覧ください。
https://www.maff.go.jp/j/seisan/ryutu/yasai/

また、「国際果実野菜年2021」おすすめレシピ、「cookpad 農林水産省のキッチン」、「(独)農畜産業振興機構 おすすめ野菜レシピ集」でもお買い得な野菜のレシピを紹介していますので、是非ご覧ください。

くたくたほうれんそうの中華スープ
くたくたほうれんそうの中華スープ(外部リンク)
【引用元:(独)農畜産業振興機構】

「国際果実野菜年2021」おすすめレシピ

https://www.maff.go.jp/j/seisan/ryutu/engei/IYFV2021/IYFV2021_menu/recipe.html

「cookpad 農林水産省のキッチン」
https://cookpad.com/kitchen/11469357(外部リンク)
「(独)農畜産業振興機構 おすすめ野菜レシピ集」
https://www.alic.go.jp/y-kanri/yagyomu03_000001_00046.html(外部リンク)


ほうれんそうを使ったおすすめレシピ
くたくたほうれんそうの中華スープ(外部リンク)、【米粉】米粉とほうれん草のポタージュ(外部リンク)等】

1.概要

近年、天候不順により野菜の価格変動が大きくなっている中で、野菜の生育状況や価格の見通しを情報発信するため、平成23年より、主産地、卸売会社等から聞き取りを行い、その結果を農林水産省ホームページに掲載しています。
今般、令和5年2月の野菜の生育状況及び価格見通しの聞き取り結果を次のとおり公表します。
なお、聞き取りを行った14品目の野菜の生育状況は、東京都中央卸売市場外において流通するものについても、同様の傾向です。
また、これまでの公表資料は、次のURLページで公開しております。
https://www.maff.go.jp/j/seisan/ryutu/yasai_zyukyu/

2.目的

この見通しは、直近の生育状況及び今後の生育と出荷の見通しから予測される、今後の価格見通しを公表することで、産地の出荷判断と消費者の購買行動の最適化を促し、野菜の供給及び価格の安定を図ることを目的としています。
このため、本見通しにおいて、安値水準で推移することが見込まれる品目については、産地は出荷数量の調整に努めるとともに、消費者は積極的な購入を行う等により消費の拡大に繋がることが望まれます。
また、高値水準で推移することが見込まれる品目については、産地は出荷数量の調整に努めるとともに、消費者においては一時的に安値品目の購入に切り替える等の行動に繋がることが望まれます。
野菜産地では、日頃から安定的な生産と供給に努めていますが、天候等の影響により出荷数量や価格が不安定になることがありますので、最適な出荷判断と購買行動へのご理解とご協力をお願いします。

3.今後の生育、出荷及び価格見通し

品目 主産地
( )書きは令和4年
2月の入荷
シェア
今後の生育及び出荷見通し 価格見通し
(平年(直近5か年
平均)比)
2月前半 2月後半
だいこん 神奈川(52%)
千葉(36%)


主産地において、1月下旬の低温の影響により収穫の遅れや生育の遅延が発生しているため、2月前半の出荷数量は平年を下回り、価格は平年を上回って推移する見込み。一方、気温の上昇とともに生育が回復し、2月後半は十分な出荷数量が見込まれるため、価格は平年並みに戻る見込み。

高値水準
で推移
平年並み
に戻る
にんじん 千葉(74%)

主産地において、生育が順調であり、2月の出荷数量・価格ともに平年並みで推移する見込み。

平年並み
で推移
平年並み
で推移
はくさい 茨城(83%)

主産地において、1月下旬の低温により生育が遅延傾向であるものの、大幅な出荷数量の減少は見込まれず、2月の出荷数量・価格ともに平年並みで推移する見込み。


平年並み
で推移
平年並み
で推移
キャベツ 愛知(63%)
千葉(23%)

主産地において、12月中下旬及び1月下旬の低温等により生育が遅延傾向であるものの、大幅な出荷数量の減少は見込まれず、2月の出荷数量・価格ともに平年並みで推移する見込み。

平年並み
で推移
平年並み
で推移
ほうれんそう 茨城(40%)
群馬(31%)
埼玉(10%)

主産地において、1月下旬の低温の影響により生育が遅延しているが、2月前半の大幅な出荷数量の減少は見込まれず、価格は平年並みで推移する見込み。一方、気温の上昇とともに生育が回復し、2月後半は潤沢な出荷数量が見込まれるため、価格は平年を下回る見込み。

平年並み
で推移
安値水準
で推移
ねぎ 千葉(33%)
埼玉(22%)
茨城(14%)

主産地において、生育が順調であり、2月の出荷数量・価格ともに平年並みで推移する見込み。

平年並み
で推移
平年並み
で推移
レタス 静岡(30%)
長崎(16%)
茨城(15%)
主産地において、生育が順調であり、2月の出荷数量・価格ともに平年並みで推移する見込み。

平年並み
で推移
平年並み
で推移
きゅうり 宮崎(33%)
千葉(18%)
群馬(18%)

主産地において、12月下旬及び1月下旬の低温等の影響により生育が遅延しているため、2月前半の出荷数量は平年を下回り、価格は平年を上回って推移する見込み。一方、気温の上昇とともに生育が回復し、2月後半は十分な出荷数量が見込まれるため、価格は平年並みに戻る見込み。

高値水準
で推移
平年並み
に戻る
なす 高知(58%)
福岡(20%)
熊本(13%)

主産地において、12月下旬及び1月下旬の低温等の影響により生育が遅延しているため、2月前半の出荷数量は平年を下回り、価格は平年を上回って推移する見込み。一方、気温の上昇とともに生育が回復し、2月後半は十分な出荷数量が見込まれるため、価格は平年並みに戻る見込み。

高値水準
で推移
平年並み
に戻る
トマト 熊本(33%)
栃木(24%)
愛知(14%)

一部主産地において、1月下旬の低温により生育が遅延傾向であるものの、大幅な出荷数量の減少は見込まれず、2月の出荷数量・価格ともに平年並みで推移する見込み。
平年並み
で推移
平年並み
で推移
ピーマン 宮崎(41%)
茨城(21%)
高知(16%)

主産地において、12月下旬及び1月下旬の低温等の影響により生育が遅延しているため、2月前半の出荷数量は平年を下回り、価格は平年を上回って推移する見込み。一方、気温の上昇とともに生育が回復し、2月後半は十分な出荷数量が見込まれるため、価格は平年並みに戻る見込み。

高値水準
で推移
平年並み
に戻る
ばれいしょ 北海道(63%)
鹿児島(33%)

北海道産は収穫及び貯蔵が完了。他の主産地においても、1月下旬の低温等の影響により生育が遅延傾向にあるものの、大幅な出荷数量の減少は見込まれず、2月の出荷数量・価格ともに平年並みで推移する見込み。

平年並み
で推移
平年並み
で推移
さといも 埼玉(49%)
愛媛(16%)
主産地において、生育が順調であり、2月の出荷数量・価格ともに平年並みで推移する見込み。

平年並み
で推移
平年並み
で推移
たまねぎ 北海道(75%)
静岡(16%)
北海道産は収穫及び貯蔵が完了。他の主産地においても、1月下旬の低温等の影響により生育が遅延傾向にあるものの、大幅な出荷数量の減少は見込まれず、2月の出荷数量・価格ともに平年並みで推移する見込み。

平年並み
で推移

平年並み
で推移

注:「平年並み」とは、平年との比率が80%以上、120%未満であることを示している。

<添付資料>
東京都中央卸売市場における指定野菜の価格の平年比(PDF : 90KB)

お問合せ先

農産局園芸作物課

担当者:新保、小野
代表:03-3502-8111(内線4822)
ダイヤルイン:03-3502-5961

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