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令和5年9月28日

このたび、令和5年度宇宙開発利用推進研究開発委託費における採択課題を決定しましたので、お知らせします。

1.事業の趣旨

宇宙システムによるサービスは既に日常生活に定着し、我々の経済・社会活動の重要な基盤の一つとなっている。また、我が国の安全保障上の関心対象の広がりに伴い、宇宙システムの重要性が急速に高まっている。
このような中、我が国の宇宙活動の自立性を維持・強化するために戦略的に取り組むべき優先度の高い以下の(1)~(5)の研究開発及び技術開発課題について、それぞれ提案を公募する。
(1)スペース・トランスフォーメーション実現に向けた高分解能光学衛星のデータ解析技術の研究と利用実証
(2)デジタル信号処理に対する高効率排熱システムの研究開発
(3)ダイヤモンド半導体デバイスの宇宙通信向けマイクロ波電力増幅デバイスの開発
(4)次世代の電源システム基盤技術獲得に向けた検討
(5)カーボンニュートラルの実現に向けた森林バイオマス推定手法の確立と戦略的実装

2.決定までの経緯等

(1)公募の実施
令和5年7月25日(火曜日)~令和5年8月21日(月曜日)の期間に公募を実施しました。
(2)審査の実施
外部有識者(別紙)による、「宇宙開発利用推進費審査評価会」にて書面審査、討議を実施し、採択課題を決定しました。

3.審査結果の概要

応募件数:7件
採択件数:5件(各課題1件)
 
(1)採択課題名:スペース・トランスフォーメーション実現に向けた高分解能光学衛星のデータ解析技術の研究と利用実証
機関及び研究代表者名:株式会社NTTデータ 筒井 健
(2)採択課題名:宇宙開発利用加速化戦略プログラム(デジタル信号処理に対する高効率排熱システムの研究開発)
機関及び研究代表者名:国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 深津 敦
(3)採択課題名:ダイヤモンド半導体デバイスの宇宙通信向けマイクロ波電力増幅デバイスの開発
機関及び研究代表者名:国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 冨木 淳史
(4)採択課題名:次世代の電源システム基盤技術獲得に向けた検討
機関及び研究代表者名:国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 岩佐 稔
(5)採択課題名:宇宙開発利用加速化戦略プログラム(カーボンニュートラルの実現に向けた森林バイオマス推定手法の確立と戦略的実装)
機関及び研究代表者名:国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 落合 治

お問合せ先

研究開発局宇宙開発利用課
メールアドレス:uchukai@mext.go.jp

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