外務省・新着情報

令和4年12月7日

 12月6日(現地時間同日)、ルワンダ共和国の首都キガリ市において、我が方、今井雅啓駐ルワンダ共和国日本国特命全権大使と、先方ウジエル・ンダギジマナ・ルワンダ共和国財務・経済計画大臣(Hon. Dr. Uzziel NDAGIJIMANA,Minister of Finance and Economic Planning of the Republic of Rwanda)との間で、供与限度額30.05億円の無償資金協力「キガリ市中央北部における給水サービス改善計画」に関する書簡の交換が行われました。

  1. キガリ市の水道普及率は約34%であり、浄水場の処理能力や送配水能力の不足、漏水による給水量の不足、不適切な給水圧等により各家庭に十分な水量が供給されず、給水制限が頻発しています。キガリ市においては、人口増加に伴う水需要の急増が予測されており、これに対応するため、民間企業による水源開発等も行われています。中長期的には更なる水源開発が不可欠ですが、短期的には給水量不足の主要因である漏水量の削減が喫緊の課題となっています。
  2. この協力は、キガリ市中央北部地域において、送配水施設を改善することにより、漏水量の削減及び給水制限の緩和による安定的な水供給を図り、もってルワンダの社会サービスの向上(安全な水・衛生サービスの持続的な提供)に寄与するものです。
  3. 我が国は、2022年8月に開催した第8回アフリカ開発会議(TICAD8)において、水・衛生分野での取組として、30都市で上下水道整備・管理能力強化を支援することを表明しており、この計画は同表明を具体化するものです。
(参考)ルワンダ共和国基礎データ

 ルワンダ共和国の面積は約2.63万平方キロメートル(四国の約1.5倍)、人口は1,327万人(2021年、世界銀行)、1人当たり国民総所得(GNI)は850米ドル(2021年、世界銀行)。


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