総務省・新着情報

会見発言記事
松本総務大臣閣議後記者会見の概要
令和4年12月2日

冒頭発言

【NHKの令和3年度決算等】

  まず冒頭一つ目。本日、NHKの令和3年度決算の国会への提出などに関して閣議決定を行いました。
  業務報告書に付した総務大臣の意見では、協会の在り方について、業務・受信料・ガバナンスの三位一体で改革を進めること、改革の具体像を変更後の中期経営計画の中で明らかにし、スリムで強靭な体制を構築することなどを求めております。
  放送を取り巻く環境は急速に変化しておりまして、NHKにおいては、時代の要請に応えていくための変革に取り組んでいただきたいと考えております。
  詳細については、情報流通行政局にお問い合わせください。
 
【杉田総務大臣政務官】
 
  続いてもう1件。杉田水脈総務大臣政務官から、過去の発言について、考えを聴きました。「チマチョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさん」、「LGBTには生産性がない」という表現について、政務官本人が拙い表現によって人を傷付けてしまったことについて重く受け止め、反省していると申しておりました。
  これを受けて、私から、内閣の方針に鑑み、傷付かれた方々にお詫び、謝罪をし、そうした表現を取り消すように申し渡したところでございます。
  政務官からは、内閣の一員として、大臣の指示に従う立場であると理解をしているということでありましたので、私から官房長官に対しまして、杉田政務官の過去の発言に関して、私から指示をし、政務官は私の指示に従いましたので、謝罪し、撤回することとなった旨ご報告いたしました。
 
  私からは以上です。

質疑応答

杉田総務大臣政務官

問:
  杉田政務官の関連ですが、なぜ、このタイミングなったのかということと、今ご指摘された2つの記事以外にもいろいろと国会で取り上げられていますが、その扱いについてはいかがでしょうか。
答:
  まず、このタイミングにつきましては、国会において、杉田政務官のこれまでの様々な形での表現について議論が長引いており、また、本人は拙い表現により、傷付かれた方々がいることを重く受け止めて反省していることから、私が政務官と話をしまして指示をさせていただきました。
  なお、今回、チマチョゴリやアイヌの民族衣装については、民族の誇りに関わることでもありますし、また、LGBTについても、確かに本人が認めているように拙い表現であるということは間違いないと思いましたので、この点について謝罪・撤回の指示をいたしましたが、これらは杉田政務官が政務官着任前、議員前のことであるが、内閣の一員としての自覚をあらためて持っていただいたと私は受け止めております。
  今後も引き続き、内閣の方針に従って、職責を果たしていきたいと思いますし、私も必要に応じて指導させていただきたいと思っております。

サッカーワールドカップ

問:
  話題が変わりますが、サッカーワールドカップで日本代表が決勝トーナメント進出を決めました。ここまで地上波の世帯視聴率でも第2戦まで40%前後を記録するなど、高い関心を集めていますが、ここまでの大臣の感想、受け止め等ございましたらお聞かせください。
答:
  私はサッカーの選手ではないのですが、ワールドカップは実はかつての西ドイツのワールドカップからずっと見させていただいていますが、本当に今日の結果は、日本代表チーム一丸でつかみ取ったすばらしい勝利だと思っております。
  閣議に先立つ時間で、総理も、特に森保監督は広島にゆかりが深いということで大変喜んでおられましたし、また、多くの閣僚が喜んでいるということで、あらためてスポーツの持つ力というものを再認識するすばらしい朝になったのではないかと感じております。

問:
  以上です。
答:
  ありがとうございました。

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