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令和4年11月25日(金曜日)
教育

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校則の現状及び今後のあり方、大阪府藤井寺市の教科書選定を巡る汚職事件

永岡桂子文部科学大臣記者会見映像版

令和4年11月25日(金曜日)に行われた、永岡桂子文部科学大臣の記者会見の映像です。

令和4年11月25日永岡桂子文部科学大臣記者会見

令和4年11月25日永岡桂子文部科学大臣記者会見(※「YouTube」文部科学省動画チャンネルへリンク)

永岡桂子文部科学大臣記者会見テキスト版

大臣)
 本日、冒頭発言はございませんのでよろしくお願いいたします。

記者)
 1点お願いします。学校の校則についてお尋ねします。文部科学省は、昨年6月の事務連絡で、「校則の内容を児童生徒の実情や時代の進展などを踏まえ、絶えず積極的に見直す」よう求めてまして、8月に改訂案をまとめた生徒指導提要でも言及しています。一方、校則を巡っては、最近福岡県内の中学校で、校則で眉毛を整えることを禁止していて、部活動の大会に参加が認められなかったという事例もありました。教育現場でなお多くの疑念の声が上がっていますが、校則の現状について、大臣の問題意識と今後の在り方についてのお考えをお聞かせください。

大臣)
 校則につきましては、各学校がそれぞれの教育目標を達成するために、学校や地域の状況に応じまして、必要かつ合理的な範囲内で定めるものでございます。校則は、最終的には教育に責任を負います校長が定めるものでございますが、地域の状況ですとか時代の変化などを踏まえまして、絶えず積極的に見直す必要があると考えております。文部科学省では、昨年6月に、校則を見直す際に、「生徒児童が話し合う機会を設けたり、PTAにアンケートをしたりするなど、児童生徒や保護者が何らかの形で参加をする例」などの好事例を事務連絡で示すなど取組を促してきたところでございます。さらに、現在、改訂中の生徒指導提要では、校則の内容を学校内外の者が参照できるようにホームページなどに掲載すること、また、校則を見直す際のプロセスを明確にするといった配慮が必要であること、生徒児童等から予め意見を聴取した上で校則を定めることが望ましいことなどの記載が盛り込まれております。文部科学省といたしましては、改訂した生徒指導提要がしっかりと現場で理解をされ活用いただくことが重要と考えております。今後、生徒指導の担当者向けの説明会などで周知や、また、好事例の横展開等を通じまして、現場への浸透を図ってまいりたいと考えております。校則は、それぞれ、各学校がですね、教育目標を達成するために、学校や地域の状況に応じて、最終的には教育に責任を負います校長が定めるものであります。けれども、今のお話にありましたこと、眉毛のことですね、承知はしておりますけれども、詳細にはわかっておりませんので、個別の校則の適否につきましては、お答えをすることは差し控えさせていただきたいと思っております。以上です。

記者)
 教科書関連でお尋ねします。大阪府藤井寺市の教科書検定を巡る汚職事件で、大日本図書の元取締役らに略式命令が出て、元校長が在宅起訴されました。教科書検定の公正性が歪められていたことが明らかになりましたが、大臣の受け止めとともに、これを受けての大日本図書への対応についてお聞かせください。

大臣)
 お尋ねの件につきましては、報道等で承知をしております。教科書は全ての児童生徒が必ず使うものでございます。その選択には高い公正性と、それから透明性が求められることから、選択の公正性に疑念を生じさせる事案が発覚したことは極めて遺憾でございます。引き続きまして、当該発行者や、また、自治体におけます調査の動向等を注視するとともに、調査結果を踏まえまして、厳正に対応してまいりたいと考えております。なお、大日本図書への対応状況でございますが、速やかな調査報告を指示しているところでございまして、現在、第三者ですね、を交えた調査が行われていると聞いております。引き続きまして、必要に応じて指導してまいりたいと考えております。以上です。

(了)

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