外務省・新着情報

令和4年11月22日

 11月22日(現地時間同日)、バングラデシュ人民共和国の首都ダッカにおいて、我が方、伊藤直樹駐バングラデシュ人民共和国日本国特命全権大使と、先方クリスティン・ブロクス国際連合人口基金在バングラデシュ事務所代表(Ms. Kristine Blokhus, Country Representative of United Nations Population Fund in Bangladesh)との間で、供与額5.22億円の対バングラデシュ無償資金協力「バシャンチャール島におけるミャンマーからの避難民及びノアカリ県におけるホストコミュニティに対するジェンダーに基づく暴力への対応及び母子保健支援計画(UNFPA連携)」に関する交換公文の署名が行われました。

  1. バングラデシュ南東部のノアカリ県に属するバシャンチャール島では、ミャンマー・ラカイン州から多数の避難民を受け入れているコックスバザール県から移り住む避難民が増え続けていますが、妊産婦や幼児の死亡率上昇、ジェンダーに基づく暴力が深刻化しています。また、ノアカリ県のホストコミュニティも、同様の問題に直面しており、ジェンダーに基づく暴力への対応や母子保健の充実が同地域における喫緊の課題となっています。
  2. 本計画は、UNFPAとの連携の下、バシャンチャール島におけるミャンマーからの避難民及びノアカリ県のホストコミュニティに対し、ジェンダーに基づく暴力被害対策及び母子保健分野にかかる支援を行うものです。これにより、同地域の避難民及びホストコミュニティの生活環境の向上が図られ、もって同国の社会脆弱性の克服に寄与することが期待されます。
(参考)バングラデシュ人民共和国基礎データ

 バングラデシュ人民共和国は、面積約14.7万平方キロメートル(日本の約4割)、人口1億6,630万人(2021年、世界銀行)、人口1人当たりの国民総所得(GNI)2,620米ドル(2021年、世界銀行)。


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