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秋葉復興大臣記者会見録[令和4年10月28日]

令和4年10月28日(金)12:10~12:24 於)復興庁記者会見室 

1.発言要旨

 

 まず1点目でございます。来年4月に立ち上げるF-REI、福島国際研究教育機構について、昨日、日本経済団体連合会が開催する「福島国際研究教育機構と経済界の連携に向けた懇談会」に出席いたしました。

 経団連側の出席者の方々から、F-REIに対する期待の声のほか、次のような貴重な御意見を賜りました。浜通り地域のフィールドを生かして、ここでしかできない研究や実証に取り組むことが重要。また、福島県内にとどまらず、東北地域をはじめ、広く大学との連携を構築すべき。また、世界から優れた研究者を集めるためにも、well-beingなまちづくりが必要であり、重要だという御指摘。また、企業とコラボする研究を進めるため、共同研究できるような場所づくりを検討すべき。さらには、F-REIの施設内に、研究者と起業家(アントレプレナー)が日常的に交流できる場をつくり、スタートアップ支援に積極的に取り組むべき。

 私からは、貴重な御意見をF-REIにしっかり生かしてまいりたいと申し上げたほか、福島浜通り地域等への企業進出についての感謝と引き続きの取組をお願いしたところでございます。

 今回の懇談会は、このように非常に貴重な場となったわけですが、F-REIと経済界との連携に関する次なる取組として、F-REIを核としたネットワーク形成を目指し、個々の企業の皆様にも広く参加を呼びかけ、「第1回F-REI産学官ネットワーク・セミナー」を来年1月13日に開催します。

 F-REIの研究開発成果を新産業創出に着実につなげていくためには、産学官連携体制の構築、特に民間企業の皆様の積極的な参加が極めて重要です。当日は、理事長予定者である山崎先生から、「F-REIを核としたイノベーション創出」についてお話いただいた後、民間企業が参加するネットワークセッションを設けます。

 本日より、復興庁のホームページなどを通じて、参加企業・団体を募集してまいりますので、ぜひ多くの企業、団体の皆様に参加していただきたく思います。詳細については、事務方にお問合せください。

 

 2点目です。10月30日に宮城県仙台市を訪問し、復興庁と復興庁事業の支援先である一般社団法人東北絆テーブルが主催する販路開拓などを目的としたイベント「テロワージュ東北マルシェ2022Harvest~収穫祭~」を視察してまいります。その後、アクアイグニス仙台、杜の都バイオマス発電所の建設現場を視察し、なかの伝承の丘では献花・黙禱を行います。

 また、10月31日月曜日に、宮城復興局において、宮城県市長会から震災復興の要望を伺ってまいります。その後、多賀城市、七ヶ浜町、塩竈市を訪問し、各首長の皆様に復興大臣就任の御挨拶をするとともに、献花・黙禱をささげ、復興状況についてお話を伺ってまいります。

 

 3点目ですが、復興庁では、三陸常磐の海や海産物の魅力を発信し、漁業の復興を後押しするとともに、風評の影響の払拭を図るため、メディアを通じて、宮城県、岩手県、福島県の漁業者の方の生の声を伝え、広くその思いと魅力を知っていただく取組を進めているところです。

 具体的には、テレビ岩手、宮城テレビ、福島中央テレビで10月29日土曜日10時30分から、タレントの小島よしおさんと女優の宮地真緒さんにも御出演いただき、「感動!発見!未来につなぐ美し海」というテレビ番組を放映する予定であります。

 また、TOKYO FMをはじめ全国のFM局で毎週土曜日の朝に放送している番組、「Hand in Hand」において、12月に3回にわたって、岩手県陸前高田市、宮城県石巻市及び塩竈市で活躍される漁業者の方の声を伝える予定です。

 なお、現在、風評・風化対策について有識者の方に御議論いただいている「持続可能な復興広報を考える検討会議」でも、有識者の方から、地元の方の声など、地域発の情報発信の発信力の強化が重要だとの御意見をいただいており、今回の取組は、こうした御意見に沿うものと考えております。

 

 4点目になりますが、以前、会見でお知らせしましたとおり、来週11月3日木曜日、祝日になりますが、福島県Jヴィレッジで、復興大臣杯「e復興サッカー選手権」を開催します。本大会のゲストとして、元サッカー日本代表でサッカー解説者の松木安太郎さん、元サッカー日本代表の坪井慶介さん、そして同じく元代表の石川直宏さんが主催者推薦チームの一員として参加します。さらに現役のe日本代表から4名の選手が主催者推薦チームの一員として参加予定です。

 また、スケジュールの都合で映像出演という形にはなりましたけれども、QuizKnockの伊沢拓司CEOに御出演いただき、「QuizKnockからの挑戦状」という企画を行います。これは、本選の様子とともに復興庁YouTubeチャンネルで生配信を行いますので、ぜひ皆さんにも御覧をいただければと思います。

 お昼と表彰式には、地元福島県の県立あさか開成高校「フラ・タヒチアンダンス同好会」の皆様によるダンスパフォーマンスの披露が予定されています。

 優勝チーム、準優勝チームを含む上位チームに送られるメダルとして、宮城県石巻市の特産である雄勝石を用いた特別メダルを用意いたしました。

 雄勝石は、東京駅の屋根瓦に使用されている日本を代表する石材であります。その工場は、東日本大震災により壊滅的な被害を受けた後、ボランティアの皆様の支援を受けながら、徐々に被災前の状況に復活していき、現在では、石巻市内での生産ができるようになりました。雄勝石は、言わば「復興」を体現する「石材」と言えるでしょう。

 参加される皆様による熱戦を期待しております。

 なお、当日、本選進出を決めた大会参加者向けの昼食、夕食として、被災地産食材を活用した特別メニューの料理を提供するほか、会場で、復興の様子や被災地の産品、名勝地などを紹介する復興パネルの展示や復興動画の放映を行います。

 先日も申し上げましたとおり、本大会は近年、若年層を中心に人気が高まっているeスポーツの大会を、日本サッカーの聖地であり、かつ復興の象徴的施設の1つでもある「Jヴィレッジ」で開催することを通じて、被災地が復興した姿、被災地の魅力、及び被災地産食品の安心安全をアピールし、被災地産品の需要増及び被災地への旅行者増につなげることを目的とするものであります。

 私自身も復興の現状や被災3県の魅力をどんどん伝えていきたいと思います。

 本イベントに関しましては、追って取材案内を発出いたします。メディアの皆様におかれましては、ぜひJヴィレッジの会場に起こしいただき、取材をしていただければ大変ありがたく思います。よろしくお願いいたします。

 その他、詳細につきましては、事務方まで御照会をいただければと思います。

 

2.質疑応答

 

(問)発表事項に関係ないことで大変恐縮なんですが、昨年の衆院選のことで、大臣に確認したいことがあってお伺いします。

 昨日、立憲民主党の逢坂誠二代表代行がツイッターなんですけれども、大臣のたすきをかけた別人の方が街頭に立っている写真を載せて、これは次男というふうに逢坂先生はおっしゃっているんですが、この方は影武者であり、これは公選法違反の可能性があるという指摘をされています。まず、事実関係を伺いたいんですが、これ選挙活動中に、こういったことをされたという記憶はございますでしょうか。

(答)私自身、全く記憶もございませんので、事実関係を今、確認しているところです。

 

(問)じゃ、県の選管だったり、県警から何か指摘、警告を受けたというようなことはないということでしょうか。

(答)ええ、なかったと思います。

(以  上)

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